ヨーロッパ社会や文化の源流といえば、古代ギリシャや古代ローマということになりますが、西欧の三大モンスターのひとつとも言える「狼男」の源流かも知れない神話や伝承、物語も伝えられています。 狼男の起源は、はたして古代の地中海世界にあったのでしょ …
キリスト教界隈の学問のスタイルとして、スコラ学というものがあります。 スコラ学は、11世紀以降の中世ヨーロッパ(主に西ヨーロッパ)で、当時東西に分裂したキリスト教会のうち、西方教会によって確立された学問のスタイルで、神学や哲学を学ぶ際には「 …
みなさんは東京のど真ん中、日本橋に「麒麟(きりん)」がいるのをご存知でしょうか。 日本橋に現存する向かい合った麒麟 それもまさに日本橋の橋の中央、現在は首都高速の高架の下になってしまいましたが、高欄の中央部の照明灯を挟んで二体の青銅製の麒麟 …
吸血鬼ドラキュラやフランケンシュタインの怪物と並んで、西欧の三大モンスターのひとつとも言えるのが「狼男」です。 満月の夜に、月の怪しげな光を浴びて人間から狼男へと変身する凶悪な獣人。まさにヨーロッパを代表するモンスターですが、 …
「孔子」(紀元前552年から紀元前479年)といえば古代中国で最大の思想家であり、その後の東アジアに大きな影響力をもたらした儒教の始祖でもあります。この孔子と霊獣であり瑞獣でもある「麒麟(きりん)」との、因縁浅からぬ物語があるのです。 瑞獣 …
みなさんは「狼男」と聞くと、どんなイメージを抱かれるでしょうか。満月の夜に、人間の姿から凶悪な狼男へと変身する獣人。狼男にひとたび噛まれると狼憑きの呪いを受け、その者も狼男、狼女になってしまう、などなど。 「人狼」や「狼人間」、英語では「ワ …
「麒麟(きりん)」のその姿は、頭に1本のツノを生やした大型の鹿のようであり、また古代の中国大陸では鹿の麒麟と同時に馬の「騏驎(きりん)」もいて、その馬型の騏驎は両肩に羽を生やした姿の場合もある、ということを別の記事でご紹介しました。 大型の …