> >

直感の力?人間の持つ不思議な能力「第六感」とは何か


人間を含む地球上に生きる生き物には、太古の昔から、5種類の感覚を備えている、といわれています。これらの総称として、「五感」という表現が使用されています。

内容としては、視覚(目で見て感じる力)、聴覚(耳で聞く力)、触覚(手足などで触れて、皮膚で感じる力)、味覚(舌で味を判別する力)、嗅覚(鼻で匂いを感じる力)の5つが五感に相当する感覚なのですが、厳密には、もっと多くの「外の世界を感じる力」を持っている、といわれています。その中の代表的なものが、「第六感」です。

スポンサードリンク


 

五感の最初の提唱者はアリストテレス

先に述べた五感は、古くは古代ギリシャの哲学者アリストテレスが提唱した、といわれています。

アリストテレスは、プラトンやソクラテスと並んで「西洋最大の哲学者」のひとりとされている人物です。しかし一方で「万物の祖」という異名をとっているように、動物についての研究をおこない、体系的なとりまとめをおこなった人類最初の人物でもあり、紀元前4世紀という太古の時代に、哺乳類や爬虫類、人体、鳥類や昆虫類、魚類に至るまで、さまざまな生物の解剖学的な見解を『動物誌』という著書の中で著しています。

古代ギリシャでは、人間を含めた生物全体のしくみや生態についての関心が高まっていたとみられ、それにこたえる形で、当時としても最大の賢者であったアリストテレスが、生物のしくみを網羅的に研究し、現代にも通じる解説をおこなうことに成功しています。

古代ギリシャ時代にこの精度の生物学的著書を著したことも驚愕に値しますが、さらに驚くべきは、「五感」という普遍的な概念を、人類史の早いタイミングで確立していることです。

 

感覚は20種類ある?

もっとも現代では、アリストテレスが提唱した「五感」以外にも、内臓感覚や平衡感覚、温度覚など、およそ20種類もの分類が可能である、という説も存在しています。しかし、細かく分類が可能であるものの、「五感」はもはや通念となっており、これを超える未知の能力、しかしなんらかの形で存在している、と信じられている感覚が「第六感」になります。

「第六感」は、いわば「直感」や「超能力」、「予知能力」、場合によっては「霊的なもの=霊感」や「インスピレーション」などとも表現され、「五感」と同じくらいに広く浸透している表現なのですが、その実態や正体は、未だに判明していません。

確実に存在している(と多くの人々に思われている)感覚であるにもかかわらず、現代に至ってもその謎が判明していないという「第六感」は、まだまだ研究の余地のある領域である、といえそうです。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

カテゴリ: その他

Comments are closed.