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錬金術と関係があった?物理学者ニュートンの生い立ち

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17~18世紀に活躍し、「近代科学の祖」として非常に有名な物理学者であるアイザック・ニュートンは、科学分野における現在の名声や、「万有引力の法則」に代表される論理的現実的なイメージから、オカルトやファンタジーの世界とは全く無縁の人物である、と考えられてきました。

しかし近年、アイザック・ニュートンと、映画にもなった人気小説「ハリー・ポッターシリーズ」などで取り上げられている、錬金術との関連が指摘されています。両者はどういった関係性を持つのでしょうか。

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1642年イングランドで生まれる

アイザック・ニュートンは、1642年のクリスマスに、イングランドはリンカーンシャー州の小都市であった、グランサム近郊の寒村ウールスソープ・バイ・カールスターワースで誕生しました。彼が生まれた家は、当時の身分制度でいうところの「貴族と農民の間」という、比較的恵まれた家庭であったそうです。

生まれた時は未熟児で、立ち会った産婆には「長生きできないだろう」と言われていたのですが、実際には1727年、84歳まで長生きしています。ニュートンの父は、その誕生の三か月前には既に亡くなっていたといい、ニュートン誕生の三年後に、生母が近隣に居住していた牧師と再婚しています。ニュートンは、実質的には祖母に養育されることになります。

 

幼いころから才能を発揮する

ニュートンは、のちに自然哲学や物理学の分野で頭角を現すことになるのですが、幼いころから既にその才能の片りんは見せ始めていたようです。

実母は彼の才能に気づくことはなかったようなのですが、周辺にいた親族などの進言もあって、地元グランサムのグラマースクールに進学します。自宅から学校までは、およそ7マイル=10キロメートル以上も離れていたため、ニュートンは学校の近隣に住む、実母や親類の知人である薬剤師のクラーク家に下宿しています。クラーク家には、薬学関係の蔵書が多数あり、ニュートンは興味をもってそれらを吸収していったため、のちの数々の功績の礎を築くことにもなりました。

また同じくクラーク家に居住していた養女のストーリーという人物とは親密な関係になりますが、法的な結婚はせずに、ニュートンは生涯独身のまま過ごしています。この時点では、まだニュートンと錬金術の関係性は築かれていませんが、幼少のころに薬剤師の家に下宿したことが、その後のニュートンと錬金術の関係性に、何らかの影響を与えることになった、といえそうです。

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カテゴリ: その他

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