> >

念力のメカニズムが解明?2013年にアメリカで行われた実験とは

念力

念力とは、「思考によって物理的な作用を及ぼす」超能力として知られているところです。この概念を医学的な研究に置き換えてみると、例えば「事故や病気で全身まひの症状を持つ方がいたとして、脳の信号(=肉体への指示、と置き換えることができます)を物理的に解析し、義手や義足、ロボットなどに正しく伝達することができる」、ということと同義なのではないでしょうか。このように考えると、念力は科学的にも医学的にも、「今ある技術の先」に存在する概念である、と考えることもできます。

スポンサードリンク

 

 

2013年にアメリカで実験に成功

2013年、アメリカはワシントン大学の研究室で、念力のメカニズム解明について、大いなる一歩となりうる実験がおこなわれ、一定の成功をおさめました。この実験を主導したのは、ワシントン大学コンピュータ工学分野の教授であるラジェッシュ・ラオという人物で、この実験の信ぴょう性や科学的価値を担保するために、学習・脳科学研究所心理学の権威であるアンドレア・ストッコ准教授同席のもと、実験を敢行しています。

 
この実験はかなり複雑な内容であったものの、簡略化して説明すると、「脳の電気信号(つまり通常の生活でいうところの「肉体への指示)を解析して読み取り、これを磁気刺激技術とされているTMCを介して別の脳に発信する」、といったものです。これが実現すれば、脳は健常でも肉体に欠陥があるような場合の状況改善に、大いに貢献できるはずです。

 

 

実際に行われた念力の実験

実験ではラオ教授とストッコ准教授が自ら治験者となり、別室に分かれておこなわれました。二つの部屋はスカイプで接続(つまりインターネットがつながっている状態)されていて、両名ともに特殊な装置を施したキャップを装着して、ラオ教授が発信した「念」を、ストッコ准教授が認識できるか否か、という評価をおこなっています。

 
結果は成功で、ラオ教授が考えた「銃の引き金をひく」という念は、見事にストッコ准教授に伝わった、とのことです。結果ストッコ准教授は、ラオ教授の送った念に従って、PCに接続されたマウスを動かしました。実験における「思考と肉体の物理的分離」に対して、「念」と呼べる何らかの物理的なモノ(電気信号としています)が存在することが、科学的に証明された、といえます。
これ以前にも、デューク大学やハーバード大学で、マウスを使った実験はおこなわれていたのですが、「人と人」という実験は(公式には)初であり、この実験の成功は、今後の念力の解明に大きなインプットとなりえる、といえそうです。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

カテゴリ: その他

Comments are closed.