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レムリア文明とインダス文明を結ぶインドのシッダ医学とは?

ジンクス
 
レムリア文明が実在したかどうかと考えていくうえでの手がかりとして、南インドはタミル地方に古くから伝わっている、シッダ医学というものの存在をあげることができます。シッダ医学は怪我や病気といった人間の暮らしにおける部分的な障害を取り除く「部分最適」的なアプローチではなく、住環境や人間を取り巻く社会全体の改善をも視野に入れた「全体最適」的なアプローチを持っているようです。シッダ医学と並んで、タミル地方に伝わる「タミル人がレムリア文明に生きた人々の末裔である」という伝承とあわせて、レムリア文明とシッダ医学の存在について考察していきます。

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サンガム文学のベースはシッダ医学?

タミル地方に伝わる古典的文献として、サンガム文学というものがあります。これは一般的には、1世紀頃から3世紀頃にかけて、タミル地方で複数の著者があらわした抒情詩や物語のことを指しています(紀元前2世紀頃~1世紀頃までの時期に著されたものも、サンガム文学として取り扱う、といった考え方も存在しています)が、これらの文献のベースには、先に述べたシッダ医学の考え方が、既に含まれていたようです。また、インドにおいて、サンスクリット語と並んで、インドの二大古典語と呼ばれているタミル語による文献の特徴として、当時の社会環境などを含めて、比較的写実的なアプローチで描かれていることがあげられ、こういった側面からもサンガム文学は歴史的に貴重な情報源となりえているようです。

 

レムリア文明=クマリ・カンダム文明か?

タミル人伝承によると、レムリアという名称は使用されておらず、水没した古代文明およびその大陸については、クマリ・カンダム、またはクマリナドゥとされています。これがもし本当にレムリアと同一視できるものであるとすると、サンガム文学発祥時点で既にベースの考え方として完成していたといわれるシッダ医学は、レムリア大陸が水没したとされる1万2千年前(一説によると1万6千年前、ともいわれています)には既に完成されていて、後にサンガム文学として文書化され、現代にまで伝承されることとなったと考えられます。そして語り部として今も現存しているタミル人が、レムリア文明の末裔である、との見方をすることも可能です。

 

アガスティアナーディという伝統の存在

他にもタミル地方には、超古代文明であったとされるレムリアの神秘性を伝えているようにも思える伝統が存在しています。「アガスティアの葉」という意味を持つアガスティアナーディは、預言に関するタミル地方の伝統なのですが、シッダ医学の範疇とされているようです。タミル地方に伝わるシッダ医学を手掛かりに、レムリア文明の全貌が解明される日が来ることも、可能性としてはあるのではないでしょうか。

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カテゴリ: その他

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