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与那国島海底遺跡はムー大陸の残骸?地殻変動でできたもの?

与那国島 海底遺跡
 
ムー大陸やアトランティス大陸をはじめとする、「超古代の時代に消滅したといわれる大陸」について、その遺跡とされるような発見が、世界各地で続々と報告されています。沖縄は与那国島の海底遺跡や、モアイ像の存在で知られるチリのイースター島などがその代表格ですが、海の近くや海底にある遺跡のような岩は、自然に作られた可能性もあることがわかっています。ここでは、ムー大陸の遺跡と、節理という現象について、考察していきます。

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岩に自然の割れ目が入る「節理」とは?

節理とは、岩に一見規則性のある割れ目が生じていて、なおかつずれがみられないよいうな現象をいいます(ずれが生じる場合には、断層という現象に分類されます)。節理には、組成される形状によってさまざまな種類があり、岩が柱上になる柱状節理(六角形の柱状になっている場合が多く、大規模に発生しているものとして、イギリス・北アイルランドのジャイアンツ・コーズウェーが知られています)、岩が放射状に割れる放射状節理、板のような形に割れる板状節理などがあり、これらによって自然にできた岩のオブジェには、一見人工的な加工物にしか見えないようなものも多く存在しています。

 

沖縄与那国島の海底遺跡は節理で形成?

節理は、地殻変動の結果として生じるケースや、海辺で海水の長年の作用によって生じるケースなどがあり、沖縄与那国島の海底遺跡などでも、こういった原因で形成された可能性が、専門家によって指摘されています。人工的な加工物であることが決定的な建造物の例として、エジプトのピラミッドなどがあげられますが、この根拠として、人間の手によって、石を積み上げて作られていることがあげられます。これに対して節理でできた可能性のあるものは、もともとあった岩などの地層に割れ目が入ったり、波などの影響で削られたりしてできあがった可能性を見出すことができることが、特徴としてあげられます。沖縄与那国島の海底遺跡は、この可能性も否定できないため、遺跡説と自然説両方が存在しているのです。

 

巨石を積み上げたようなものも

しかし、節理だけでは説明できないようなケース、つまり「巨石を積み上げてできているように見える物体」が存在していることもまた事実であり(「アーチ門」と呼ばれているものが該当します)、ここに古代文明の遺跡説の可能性が生じています。ムー大陸は、アジア地域に存在していたという仮説をもとに、さまざまな観点で検証がおこなわれているのですが、沖縄の海底遺跡についても、節理以外の(つまり人工的に)できた可能性のある物体については、まだまだ調査の余地を残している、といえそうです。

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カテゴリ: その他

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