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体験すると不幸を呼ぶ?ドッペルゲンガーにまつわる都市伝説

電話をする女性
 
過去に起こった事象の記録などから、「自分にそっくりな人間が二人いることを、自分自身または他人が確認する」という不思議な現象であるドッペルゲンガー現象は、アメリカ元大統領のリンカーンなどの著名人による例が示すように、18世紀頃には既に世の中で認識されていたものと思われます。そういた背景を持つドッペルゲンガーについて、真相が見えないことから、数々のオカルトや都市伝説が作られています。

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芥川龍之介も体験していた

ドッペルゲンガー現象は、昔から日本でも語られることは多く、小説家の芥川龍之介氏の例が有名です。彼の生前におこなわれた、とある座談会において、「ドッペルゲンガー現象を体験したことはあるか」という問いに対して、おおまじめに次のように語っています。「体験はある。一度は帝劇で、今一度は銀座に現れた。」というのです。錯覚、人違い、夢の中の出来事など、現実的な解釈をおこなえば、さまざまな仮説をたてることができるのですが、これほどの著名人による体験談には一定の説得力があるのではないか、と思われます。

 

自分自身と会話ができる電話番号が存在する?

近年でも、自分自身、または自分とそっくりな人間と直接会話できる方法がある、とのうわさが広まっています。具体的には、「ある携帯番号、または固定電話番号に電話すると、自分とそっくりな人間が対応し、会話することができる」というものです。事の真相を先に申し上げますと、電話会社の音声品質確認用のダイヤルにおいて、自分の声をそのまま返してくるというものだったのですが、それにしてもこのサービスとドッペルゲンガーを結び付けて考える人が多いというのは、ドッペルゲンガーの概念の浸透度は現在も非常に高いものであることを示している、といえそうです。

 

ドッペルゲンガーは不吉な前触れ?

また、ドッペルゲンガー現象が都市伝説になりやすい根拠として、「結果的に、不吉な出来事の前触れになることが多い」こともあげられます。先のアメリカ元大統領のリンカーンの例でも、ドッペルゲンガー現象を本人が証言した後、不遇の死を遂げています。このため、ドッペルゲンガーの最大の都市伝説として、「自分のドッペルゲンガーを見てしまうと、しばらくして死んでしまう」というものが作られています。真偽の程はともかく、これだけ多くの人間が、ドッペルゲンガーに対して何らかの興味や畏怖する気持ちを持っている、という事実は、肉体的物理的な要因の他にも、心理的精神的な要因、すなわち医療科学の世界においても、掘り下げて研究する価値のある現象である、といえそうです。

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カテゴリ: その他

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