ジンクスにある意外な効果…個人的なこだわりと自分流ジンクス

 
日々の生活の中で、人はいろいろな個人的なこだわりを持って活動していて、その中には好きな食べ物や趣味、仕事、通勤路や通学路、そしてジンクス等、これらひとつひとつの要素が皆「個人的なこだわり」という大きな括りの中で存在しています。

 
日本だけでもこれだけ多くの人が生活していて、こだわりのバリエーションの細分化もより進んでいる中で、個々人が信じるジンクスもどんどん作られています。ここではその「こだわり」と「ジンクス」の関係を考えてみます。

 

ジンクスの位置づけ

個々人が持っている多くのこだわりの中で、ジンクスの位置づけとしては、ひとつは「生活における目標、指針、大きなテーマ、目的」という側面と、もうひとつは「日々の生活に潤いを与えてくれるスパイス」という側面を持っている、と考えられます。大きな意味においては、趣味趣向や生活スタイルの延長線上にジンクスがあり、仕事や読書、学校での知識吸収や、人間的成長のなかで、効果的な目標設定や気分転換のきっかけとして活用されている、といえそうです。

 

ジンクスの効果

先にお話したような位置付けでジンクスを活用した結果、いろいろな効果を得ることができます。例えば、「何かの活動を継続して行っている場合に、ジンクスを思い出すことで、原点に立ち返って自分のアクションの妥当性＝正しいかどうかの検証ができる」、「ジンクスは法律ではないので、検証の結果で自分流にアレンジできる」、「他の人たちの経験や教訓を、ジンクスを通して自身のアクションの参考にできる」、「気分をリセット、一新する等、気分転換のきっかけとして活用できる」、厄年などの場合には「ふしめふしめの自浄効果、自戒効果が見込める」等、ジンクスの効用、メリットはたくさんあげることができます。

 

こだわりを持つことは良いことか

こういったジンクスの位置づけや効用を考えると、自分流のジンクスを信じること、すなわちこだわりを持って生活していくことは、結果としては非常に良いことである、と考えられます。仕事や学習における「スケジュール立案とその実行、結果の検証と修正、微調整」といったサイクルの中で、「自分にあったこだわりのジンクス」を活用することで、よりスムーズにサイクルをまわしていくことが可能になり、良い結果を生む可能性が高まるのです。「こだわり＝自分流のアレンジ」ととらえると、こだわりを持つことは、生活していく上で非常に有効な手段である、といえそうです。