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ミイラが50体!エジプト王家の谷で新たな共同墓地を発見!

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エジプトはルクソールにある王家の谷は、世界遺産にも登録されている有名な観光地であり、世界的にも貴重な古代エジプトの遺産なのですが、今も全貌の解明はなされておらず、長い期間に渡って調査・研究が続けられています。そんな中、新たな発見として、約50体ものミイラが埋葬されている共同墓地が確認されました。

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第18王朝トトメス3世、4世に関連する王族の墓地?

エジプト政府機関には考古省という機関があり、今回の共同墓地発見の発表は、考古省からなされました。発表によると、この共同墓地は、紀元前1550年から1292年頃にこの地域を治めていた、トトメス3世とトトメス4世の王子をはじめとした王族が埋葬されている可能性が高い、とのことです。発見されたミイラの中には、新生児のものと思われるものも含まれていた、といいます。ミイラが納められていたつぼに書かれた文字には、これまでは知られていなかった30人以上の王族の名称が書かれていたとのことで、王家の谷の奥深さや、未知の埋蔵物はまだまだ存在することを再認識する形となりました。

 

バーゼル大学の考古学専門家による検証が進む

今回の発見に関する調査には、スイスにあるバーゼル大学の考古学専門家が参加しているとのことです。バーゼル大学は、スイスのバーゼルにある、1460年創立という、スイスでも最古参の大学であり、卒業者の中には19世紀から20世紀にかけて活動した、有名な心理学者のユングも含まれている、とのことです。王家の谷で発見された墓の多くは、発見時には盗掘にあっていたのですが、この共同墓地も例に漏れず、既に盗掘の被害にあっていたことが確認されています。

 

検証は困難をきわめるが…

ただし、今回の発表を伝える報道のいくつかは、インターネット上から削除されていたり、懸念を示すコメントがなされていたりしているようです。遠く離れたエジプトの、さらに古代の遺跡に関する情報であり、日本ですべての情報をリアルタイムに把握することは、かなり困難である、といえます。また、何千年も前の文化の痕跡であるがゆえに、本物かどうか、また事実なのかどうかを検証することも、かなり難易度が高い、と思われます。

しかし、多くの世界遺産がそうであるように、エジプトの王家の谷も、エジプト政府も参加して調査を継続しており、時間はかかるものの、全貌の解明に向けて、大規模な調査が今も進められているのです。

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カテゴリ: その他

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