不思議なチカラ最新情報

吸血鬼の起源と伝承(3)中世になぜ魔女やヴァンパイアが注目されたのか
吸血鬼
2017/09/09

ヨーロッパが古代から中世(5世紀から15世紀)へと時代が移り、キリスト教の世界となって社会の隅々にまで教会組織が発展していくと、吸血鬼の存在や伝承も闇のなかに埋もれながらそれでも連綿と伝わり続けました。 中世は、ヨーロッパ各地の吸血鬼につい …

吸血鬼の起源と伝承(2)冥界の女神ヘカテと魔女とヴァンパイア
吸血鬼
2017/09/08

古代ギリシャの「冥界の女神ヘカテ」は月の女神であり、豊穣や出産、浄めや贖罪を司りました。そして吸血鬼の起源にとって重要なのが、ヘカテは魔術や妖術を守護し、血を要求する神でもあったからです。 吸血鬼が登場する現代の様々な物語でも、ヴァンパイア …

吸血鬼の起源と伝承(1)ヴァンパイアはどうして生まれたのか
吸血鬼
2017/09/07

いまでもなお「吸血鬼」が主役の映画がヒットし、ライトノベルやアニメなどでも主要な登場人物となることの多い「ヴァンパイア」。それらの作品では、ときには最強の魔物、怪物として描かれることもあり、男性の吸血鬼ならば貴族然とした魅力あふれる容姿を持 …

吸血鬼は現代にも存在する?ヴァンパイアの下僕となったレンフィールド
吸血鬼
2017/09/06

人間のような姿をしていながら、人の血を吸うモンスター。棺桶から不死の怪物として蘇って死と生の間を彷徨い、コウモリ・狼といった様々な動物への変身能力や超越的な力を発揮し、魔眼をもって人間を魅了して欺く。「吸血鬼」「ヴァンパイア」と呼ばれるこの …

北欧神話を構成するエッダ(新エッダ、古エッダ、小エッダ)の概要
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2017/08/16

  「神々の黄昏」という解釈で、日本でも広く浸透しつつあるラグナロクというキーワードですが、もとは13世紀頃に編纂された「エッダ」という文書に端を発しています。 この文書は、北欧神話を体系的に取りまとめた、いわば「歌劇集」であり、 …

ラグナロクが語られているというエッダとは何か
ウンディーネ
2017/08/15

  「神々の黄昏」という、なんとも重々しい意味を持つラグナロクというキーワードは、もともとは北欧神話に端を発する「エッダ」という文献群に出てくる言葉で、その解釈は世界でもさまざまです。 ラグナロクの言葉の意味は古エッダと新エッダで …

ラグナロク…異なる綴りで変わる意味、日本で黄昏と訳された理由
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2017/08/14

  「ラグナロク」のエピソードを含んでいるという、中世アイスランドの文献「エッダ」は、新エッダ・古エッダ・小エッダに大きく分類されています。 中でも新エッダは、中世アイスランドに成立した北欧神話を体現している文献としては、著者不明 …