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人間の持つ不思議な能力「第六感」はどこから生まれるのか

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霊感や山勘、インスピレーションなどといった表現で、視覚や聴覚、嗅覚、味覚、触覚をあらわす「五感」と区別されて扱われている「第六感」は、一般的には「超能力」や「霊」と同様に、オカルトの領域で語られることの多い事象のひとつです。

しかし他のオカルティックな事象との比較において、単に「信じがたい不思議な能力」というよりも、「確かに備わっているが、科学的に説明することが難しい事象」という捉え方をされることのほうが多いようです。

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経験値が顕在化している?

「第六感」が確かに存在している、と思わせる体験の代表的な例のひとつとして、「虫の知らせ」というものがあります。何らかの感覚的な知らせを受けた直後に、その事象が事実だったことを知るような場合に「虫の知らせ」という表現が使われますが、誰しも実体験のひとつやふたつは持っているかと思われます。

また、目を閉じていたり、耳をふさいでいたりしても、「感覚として」外の世界を感じることができ、そのことは事後に事実として証明できたりもするケースがあることがわかっています。

こういったケースでは、「五感を研ぎ澄ます」という表現が使われたりしているのですが、このことは、五感以外にも何か特別な能力が存在している、という裏付けに他なりません。

一説によると人間の脳は、スーパーコンピュータの何十倍もの処理能力があり、その大部分は経験値によって支えられている、といわれています。第六感というものは、実は「体験的経験的に蓄積された事象が顕在化したもの」、といえるかもしれません。

 

考えることが邪魔をしている?

「第六感」が「経験値による正しい予測」であるとすると、頭を使って考えようが考えまいが、同じ結果が導き出されるはずなのですが、俗にいう「第六感」や「五感を研ぎ澄まして感じる」といったものは、なるべく頭を使って考えたりしない状況で発生しているようです。

「感覚」、「感じる」といった表現が示すように、「第六感」というものが備わっているにもかかわらず、あれこれ考えたり、損得感情が働いてしまったりして、それらが結果的に「第六感」の発揮の邪魔をしてしまっているのかもしれません。

ただし、経験値そのものが第六感に直結しているかというとそういうわけでもなさそうです。というのも「第六感」は、経験していない事象においても働いてしまうようなことも少なくないからです。少なくとも、「経験値が多くないと、働かすことができない能力」ではないことは明らかです。

感覚的な発想や直観力は、むしろ経験の少ない小さい子供などに顕著にみられる場合もあります。

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カテゴリ: その他

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