> >

2015年に人類滅亡?高度な暦学を誇るマヤ文明が残した予言とは

地球
 
世界の4大文明と並び称される中米のマヤ文明は、高度な天文学や暦学、ひいては数学的な知識や技術を持っていた、とされています。高度な技術を持っていたことの例として、「1年が365日であることを認識していた」ことや、「火星や金星の軌道を正確に把握していた」、「数字のゼロという概念を使っていた」、「20進法を駆使していた」、とされていることなどがあげられます(これらは、後年に発掘された、石碑や土器などに残された記録などから判明しています)。マヤ文明では、マヤ暦と呼ばれる独自の暦をベースに、現代につながるような予言も残していた、とされています。

スポンサードリンク


 

現代的な概念とは異なる方向へ進化しようとした

マヤ文明が高度な技術を持っていたことは、現代では周知の真実となっているのですが、技術の進歩の方向性が、いわゆる資本主義社会における価値観、例えば大量生産を良しとする概念や、画一的な品質に対する方法論、それらを実現する効率的な仕組みといった、現代の日本やアメリカで用いられている価値観とは別のベクトルに舵を取っていたことが、マヤ文明の特異な技術の特徴のひとつになっています。これらは、統一国家とならず、群雄都市国家として長く存続し続けたことや、海外との貿易もさかんであったことなどが原因とされていますが、その独自の進化の中で、正確な暦を応用した予言のようなものも残されています。

 

2015年9月に人類が滅亡する?

16世紀にマヤ文明が滅亡した後も、当時のマヤ族は存続しているといわれ、マヤ族の末しょうは、現在のアメリカはコロラド州に住む先住民族であるポピ族、といわれています。ポピ族の間では、かつてのマヤ文明と同様の暦を用いられており、その中で、「2015年9月に人類が滅亡する」といった予言が、マヤ文明からの伝承として伝えられています。この根拠は、マヤ文明当時にいわれていた「暦の終わり」に由来するもので、「長期暦の開始から187万2000日目に世界が終わる」、という言い伝えからきています。現在はそのような兆候は世界的にも見られないため、人類滅亡の危機は、杞憂に終わる可能性が大きい、と思われます。

 

突如消滅する可能性はゼロではない

とはいえ、かつて非常に長く栄えていたマヤ文明が、ごく短い期間で突如滅亡してしまったことからもわかるように、現代社会も決した「100%安泰である」とはいえない、といえるのではないでしょうか。異常気象や地震の頻発化、世界経済の不安定な状況、核の使用や所有を巡るさまざまな議論等、ある日突然世界が終末を迎える可能性はゼロではありません。そういった意味でも、マヤ文明の予言や、マヤ文明が消滅した本当の原因を探る研究は、現代社会の維持管理や向上という観点でも、不可欠な取り組みである、といえそうです。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

カテゴリ: その他

Comments are closed.