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消えた2つの大地…レムリア大陸とムー大陸の関連性とは

韓半島経由の渡来の謎
 
19世紀に生物学的見地から唱えられた「レムリア大陸存在説」は、20世紀に入って浸透した、大陸移動説やにプレートテクトニクス理論によって、現在では否定的な見方が大半となっているのですが、一方で、生物学的な観点とはまったく関連していないところで、同じように「レムリア大陸」という名称の大陸が存在し、なおかつ伝説の「ムー大陸」とも関連付けるような説も存在しています。

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ヘレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキーが提唱

現代社会の見地から振り返ると、19世紀という時代は、現在以上にオカルト的なものの見方がなされることが多かったことが考えられますが、そういった空気の中で、さまざまな仮説の提唱や、それに関する検証が、さかんにおこなわれていました。そのうちのひとつに、有名なムー大陸伝説が存在していて、約1万2千年前に、一夜にして海中に沈没してしまった、というエピソードが、今も伝承され続けています。そんな時代のさなか、1885年頃に、当時イギリスはロンドンに住んでいたというヘレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキーという女性が、『シークレット・ドクトリン』という著書の中で、レムリア大陸についての仮説を提唱しています。

 

ベースは『ジャーンの書』?

ブラヴァツキー氏が発表した『シークレット・ドクトリン』は、『ジャーンの書』という、世界最古の写本(あくまでもブラヴァツキー氏の主張によるものであり、真偽の検証はなされていません)をベースに書かれた書物であり、彼女が設立した「神智学協会」という団体や、近代神智学の教義としての位置付けを持っていたようです。ここには、レムリア大陸やアトランティス大陸を舞台とした、人類の発祥やその後の経緯に関する物語が描かれており、その中で、レムリア大陸の沈没が語られています。指導者の名前(ラ・ムー)がムー大陸と重複していることや、「一夜にして海中に沈没した」というエピソードも同じであることなど、共通点が非常に多いことが特徴です。

 

太平洋に存在したとしているが…

また、ムー大陸との共通点として、「かつて太平洋上に存在していた」というところがあげられますが、生物学的見地から提唱されたレムリア大陸は「インド洋上に存在していた」としており、名称は同じであるものの、まったくの別物である、と考えてよさそうです。ブラヴァツキー氏の生涯は謎に包まれているとされ、神智学教会設立以前の活動については、今もはっきりしていない、とのことです。

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カテゴリ: その他

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