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競馬とジンクス…競馬の世界でジンクスが大いに語られるわけ

観衆
 
スポーツ業界や芸能界、政治の世界、勝負事の世界等では、ジンクスを信じる人が多く存在し、実際にジンクスに即した結果が見られることが往々にしてあります。なかでも競馬の世界では、バブルの時期等の全盛期にはおよばないものの、今でも師走の有馬記念等の大レースともなると、競馬場に多くの人が訪れていて、それぞれが信じているジンクスや予想法をたよりに勝負をおこなっています。競馬の世界では、なぜジンクスがこれほどに語られているのでしょうか。ここでは、競馬とジンクスについて、考察してみます。

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競馬のジンクスにはどんなものがある?

競馬にまつわるジンクスは非常に多く存在していて、その歴史も50年以上に渡るものや、比較的近年にできたもの等さまざまですが、主なものとしては「○○賞というレースの一番人気は勝てない」、「夏のローカル競馬では牝馬(=メス馬のこと)を買えば儲かる」、「○○競馬場の距離○○メートルの競馬では、16番の馬はまずこない」等、時代や馬名をこえて、普遍的な内容として語り継がれています。これらは季節や馬の性別だけではなく、特定の競馬場や競争頭数、場主、騎手、調教師等、無数の要素の組み合わせでできているため、ジンクスの数は膨大です。

 

競馬にジンクスが多いわけ

競馬に限らずジンクスが作られる背景として、

(1)世の中というものは、そもそも近い未来に対する不確定要素が多い
(2)人は一度でも体験すると思い込みを持ってしまう
(3)人は一度定着した考えを変化させることを基本的に拒んでしまう

といった背景があり、そのことがジンクスを量産している原因になっていると思われます。競馬に関しても然りで、(1)(先にお話したように)確率論的な不確定要素は膨大で、(2)そのなかで的中させてしまうと思い込みが生じ、(3)その思い込みとは真っ向から相反するような結果が出ない限りは思い込みが継続してしまう、といったメカニズムが働き、競馬のジンクスは長い期間かけて膨大に存在するようになってきています。

 

ジンクスは破られる!

このメカニズムの中で、そもそも不確定要素が大きいのが競馬であるがゆえに、早いものでは3年以内、長いものでも数年~数十年のサイクルで、ジンクスが破られていきます。そして破られたジンクスをベースに、新たなジンクスが作られていきます。このように、「一瞬先は闇=近い将来の予測が立てづらく、不確定要素が大きい」業界では、ジンクスをたよりに判断をくだす人が多く、この状況は続いていくものと思われます。

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カテゴリ: その他

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