タロット占い 質問の内容による大アルカナと小アルカナの使い分け方
タロットカードには大アルカナと小アルカナ、さらにはコートカードと言われる人物カードの3つのグループがワンセットになっています。
市販されているタロットの中には大アルカナ22枚だけのものもありますが、大アルカナ1枚には、小アルカナ4枚分に相当する意味が含まれています。
色々な物事を占うことも出来るし、意味合いも広い。
それが初心者には使いやすいというメリットがあります。
が、大アルカナだけで占いをするためには、ある程度の質問力と検索キーワードをより具体的に絞り込んでいく2つのスキルが必要になります。
絞り込んだ質問の際に威力を発揮する大アルカナ
大アルカナ一枚だけで、占いをすることが出来るほどに幅広い意味を持つ22枚のカードが役立つかどうかは、占う前に決まります。それは、
広い範囲の中から、どれだけ絞り込んだ答えを要求するか?
です。
大アルカナだけで占いをする場合、質問は出来る限り具体的に絞り込んでからカードを引くと、より明確な答えを得る事ができます。
特に気になる人の気持ちを知りたい。という質問で大アルカナで占いをすると、露頭に迷う確率が大です。
ここでも5W1Hを使って、
気になる人の何が気になり、誰といた時を想定していて、その場面はいつのどんな場所で、気になったのか?
もしも、そういった場面に再びなった時、私はどうすればいいのだろう?
こんなふうに絞り込む事で、カードは何のどこについて、どんな答えとヒントを与えればいいのか?が解るので、それに相当するカードをアナタの手元に届けてくれるはずです。
幅広く、深い意味を持つ大アルカナは、質問をする側が求める答えを具体的に絞り込む事で、お互いの意思疎通が可能になります。
漠然とした質問は小アルカナで引く
小アルカナは、一枚に込められている意味が特化的になっています。
それはまるで、スーパーでいう生鮮、鮮魚、精肉とコーナー分けされているかのようです。
小アルカナのカードは漠然とした質問に対して占いを行う時に向いています。
例えば「今日はどんな日?」等の質問をして小アルカナカードから一枚引いてみましょう。
小アルカナはワンド…やる気、カップ…感情、ソード…学習、コイン…環境と意味をする範囲が決まっています。
例えばワンドを引いたのなら今日は特にやる気や気分に関係する物事が起きやすい日です。やカップなら今日は感情面に変化が起こりやすい日ですよ。と向こうから具体的なキーワードで応えが帰って来ます。
まずはそれぞれの特性に慣れ親しんで
初めのうちは大アルカナと小アルカナを別々に使い、それぞれのカードが持つ特性に慣れ親しんで行くと良いでしょう。
そこでオススメなのは、くだらないことこそ、逐一タロットで占ってみる事。
例えば、今日ヘアサロンを予約するべきかどうか?や今日服を見に行くべきかどうか?のような比較的簡単で、かつ時期的に期間を先延ばしにしても大丈夫な質問を色々カードで引いていくと、次第に、読み取る速度が早くなります。
小アルカナを読むコツは数字で読む事
小アルカナに描かれている絵は、結構あっさり目です。
そして、大アルカナに比べて絵のモチーフが具体的なため、絵に囚われ過ぎると、大事なメッセージを見逃したりしてしまう場合があります。
小アルカナのカードはそれぞれの属性+数字で読み取ることで解釈の難易度はグッと下がります。
※各数字の特徴については過去記事に数秘術に関する記事があるので、参考にしてみてください。