コートカードを読み解くタロットカードリーディングのヒント！ワンドのキングは創造の出発点

人を動かす原動力となる火の属性のワンド。
ワンド（棒）のカードは意志や情熱を示し、属性としては火を示します。
炎が上に上っていくように、ワンドのカードは現実という空間を飛び越えて上昇していく創造的なエネルギーに関連した物事に特化した事象を表す世界です。

その始まりであり、出発点であるキングは今どこに向けて気持ちを向けるべきかを教えてくれる創造の出発点です。

人には、それぞれが描く理想が心の中に存在しています

現在では主にビジネスの世界において目的意識や、目標というのがクローズアップされていますが、本質的な目的は仕事という側面だけではなく、人生のあらゆる場面の総合的な夢であり、その延長線上や一つの側面として仕事という手段が存在しています。

理想と現実は似たもの同士でありながら、お互いが認識される世界観は全く異なります。

キングが持っている力が発揮される場面は理想の世界です。

人間はずっと同じ気持ちを抱き続けるという事は難しいものですよね。

日々の生活の中で目的を忘れてしまえば、自分が今どこに向かって何をしているのかが解からなくなり、迷子になってしまうことがあります。

ワンドのキングは、そんな時「本当はどこへいきたくて、何をしようとしてるんだっけ？」と問いかけを投げかけてくる存在です。

ワンドは創造が役割

キングは創造する事がメインの役割ですから、夢やエネルギーそのものを創りだす作用をもたらします。

スピリチュアルの世界において創造の世界とは、人が何かを望んだ時、創造の世界では既にそれが実現したエネルギーが存在している。と言われています。
キングは一体どこにあなたを連れて行くのかといわれれば、この創造のエネルギーが渦巻く世界です。

自分の願望が既に実現した状態を感覚的に掴みたい人は、ワンドのキングの持つエネルギーに触れてみるといいかもしれません。

ワンドのキングと対話を続けていくと、はっきりとしたこれという形が見つからなかったものの姿が少しずつまたははっきりと形として見えてくることがあります。

ワンドのキングが引き寄せる人物は、自分を大きくしたような憧れの人カードとの対話を重ねていくと、自分自身がどういう存在としていたいのかがハッキリしてきます。

同時に創造の世界に触れていくことになるので、目的意識も芽生えてきます。
簡単に言うと、何かやる気になってきた。というような状態です。

創造の次は増殖です

ワンドの本質は上昇しながら増殖していく事ですから、始めのうちはあれもこれもというような意識散漫の状態になるかもしれません。

が、その状態が出てきたら自分のエネルギーがワンドのキングによって焚き付けられ引き上げられている証拠です。

自身の元で上昇したエネルギーが周囲に拡散していく事によって、あなたは自身の延長線上にあるであろう人物と引き合う事になります。

ワンドのキングと対話を重ねていくと、まず軸がぶれなくなっていきます。
それは絶えず、既に実現した世界をキングの眼を通し観察する事で、自分が望んでいるエネルギーに絶えず触れる機会を作り出すためです。

目的が明確になっていればなっているほど、その次に続くクイーンとナイトはより充実した役割を果たす事が出来るようになります。

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