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時代によって理論が変わる四柱推命とは

Halloween witch on dark yellow background

四柱推命においては、森羅万象が概ね木火土金水といった五行分類されていますが、原子力や電磁的エネルギーといった要素について、なんと古代からのそれらの分類に新たに追加されてきて、最先端の理論に置き換わってきています。

これによって、古くささも漂いかけていた理論が大変判り易くなりました。

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例えばですが、古来、四柱推命における吉凶の名の代表格に、『相生』・『相剋』があるのをご存じでしょうか。もちろん、下『剋』上というくらいですから、『相生』が吉、『相剋』は「殺される」という感じの、重苦しい凶となるわけです。 

『相生』・『相剋』というのは、木火土金水といった五行と呼ばれる属性における、基本的な相対関係の名称です。

木火土金水という五種類の五行は、二種類の陰・陽により細かく分かれ、5×2=10種の生まれ星を形成しています。これら10個の生まれ星のうちの2個をとり上げ、同じ属性の場合、『比肩』または『劫財』といいます。吉凶は状況により、半々といったところです。このような同じ属性同士以外の、10種の生まれ星同士の、すべての組み合わせは、『相生』・『相剋』のいずれかに二分されます。

ところが、一部の『相剋』というただの『凶』につき、陰陽という点だけを採用して『干合』と呼ばせた挙句、『大吉』にと転換させ、そう表現しろ、という無謀な細則が混入していて、大いに解釈がバラバラでした。

物を二種類に分けるということで、陰陽に分ける場合、陰か陽しかなく陰と陽の組み合わせならたくさんあったわけですが、一部を陰陽の結合というシンボルとして珍重する場合があったようです。もちろん、容易に採用しない占い師もいました。

なぜかというと、多くの実占において、まるで当たらなかったようです。もちろんですが本当のところは『凶』なのが大前提なので、凶という意味を心理的に和らげるためのフォローアドバイスのような形で、この『干合』という細則は現実的には使用されているようでした。

しかし、くだんの現代的な改訂により、こんなイレギュラーな細則などがサッパリ、現代的にはなくなりそうな勢いですね。

『干合』の概念とよく似ているのが原子レベルの『中和反応』なんですけれども、他の原子と『中和反応』してしまった後には、もう他の原子と同じ反応をし直す、というのは不可能なものがあります。

そういうわけで、二人の生まれ星中に『中和反応』の材料が複数回分含まれていない、二人以外に同じ星の人が誰もいない、といったいわば化学反応実験用のクリーンすぎる条件下では起こるかもしれない、『中和反応』のような一種の変化が『干合』と呼ばれていたことになりそうです。

もちろん、人と人がいかに親しく接したところで、原子レベルの人自体に『中和反応』が起こることはありえませんね。そういうこともあって、刷新された最新の四柱推命理論によれば、実占では大局的な基本原理の通り、『相剋』は『相剋』と、ストレートな解釈をするのが正常な概念となりそうです。

つまるところ、『相剋』の『凶』意と、細則によるイレギュラーな『吉』意という正反対の解釈を同時に形容しなくてはいけないかのような時期があって、それとは知らぬ占い客が驚いてしまうような状況だったところへ、理論に電磁的エネルギーが加わって刷新され、『干合』における結合的な意味は原子レベルにおいてではなく、電磁的エネルギーとして解されていくことで、争いのあった部分が消えたわけですね。

この理論の刷新には、五行を原子レベル、陰陽を+-として電磁波レベルと捉えたような形で現代的な難しさがあります。たとえて言うと、原子の五行は機械で、一方、電磁波のような陰陽は通電している電流で原子レベルの物のように手に取れません。このような例で言うなら、『干合』は機械と機械の相性が悪い『相剋』であるから、繋いで使用することはできないに違いないが、通電はできるかもしれない、といった具合のお話になります。

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カテゴリ: 占い

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