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レッドプラネットの異名を持つ火星の謎:火星の大きさは?

火星

人は、未知の領域を目の当たりにすると、畏れと共に不思議な魅力を感じるものです。未知の領域といっても、まったくの荒唐無稽な事象であったならば、都市伝説や噂の類として、人々の脳裏からすぐに消えてしまいますが、幾ばくかでも科学的な根拠や裏付けがあって、かつ究明の余地がある事象については、人々の興味が尽きることはありません。
宇宙にまつわる事象はまさにそうであり、その中でも地球に身近な存在である太陽系惑星は、長い間さまざまなアプローチで研究が続けられています。ここでは太陽系惑星のひとつ、火星の謎をご紹介していきます。

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太陽に4番目に近い惑星

はじめに火星の位置付けからお話しますと、火星は地球と同じ太陽系に属しています。太陽系とは、太陽の周りを公転している惑星や微粒子を含む、太陽の存在に影響を受ける空間全般を指しています。
いうまでもなく地球もその一つなのですが、地球と太陽の距離は約1億5千万キロメートル、火星は約2億3千万キロメートルで、良く知られている9つの惑星(水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星)の中でには、火星は地球に次いで、4番目に太陽に近い惑星です。

 
地球も火星も、太陽の周りを楕円型に公転しているため、両者の距離は変動するのですが、最も近づいた時でも、6千キロメートル~1億キロメートルもある、とのことです。惑星に向かうための一般的なロケットのスピードは、最低でも時速4万キロメートルほど必要、といわれていますので、地球からだと約2か月はかかる計算になります。

 

 

大きさは地球の半分以下だが構成要素に類似性あり

火星は地球との比較では、半径は約半分(地球が6378キロメートルに対し、火星は3397キロメートル)、体積は約8分の1となっています。
1日の長さはおよそ24時間と、地球とほぼ変わらないのですが、1年の長さは地球が365日に対し、火星は686SOL(火星の1日はSOLという単位であらわします)で、1か月が約60日と、地球の倍です。

 
また火星は、水星、金星、地球と並んで、地球型惑星といわれています。火星は、地球と同じく岩石や金属から構成されているために、同じカテゴリーとして分類されていますが、これに対して木星型や天王星型は、地球とは全く異なる要素で構成されています。このあたりが、「火星には地球と同じように生命体が存在しているはずだ」という説が、今も根強いことの根拠となっているようです。

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カテゴリ: その他

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