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触れるだけでわかる!サイコメトリーという超能力(後編)

サイコメトリー

 

実在する物品に触れることにより、物品にまつわる過去や未来の出来事がたちどころにわかるという、超能力の一種であるサイコメトリーは、現代科学ではその存在を立証するところにまでは至っていません。しかし、その実在性について、いくつかの仮説が提唱されており、その中のひとつとして、「通常は休止状態にある、脳の機能の一部が活動することによって、サイコメトリー能力が発揮できる」、といわれています。

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脳の機能が休止状態となる要因

サイコメトリー能力を引き出すトリガーとされる「脳の休止状態の機能の活動再開」を考えるうえで、まずは「脳機能の休止がどのように起こるのか」、というところがヒントになるのではないか、と思われます。
一般に、脳の機能の休止について良く知られているところでは、睡眠不足をあげることができます。睡眠不足の状態においては、通常は正常に働いているはずの認知機能が低下します。具体的な事例としては、他人の感情を感じ取りにくくなったり、判断力や創造力、記憶力などの機能が低下します。体感的にも、脳機能が全体として低下していることが自覚できるのが、睡眠不足です。

 

 

十分な睡眠で休止状態が活動状態に変わる

睡眠不足はメンタル面にも影響を及ぼし、うつに近い状態になったり、ストレスに対する適応能力が低下したりします。これらの休止した機能群は、十分な睡眠を得ることで、再開されます。一方で、サイコメトリー能力は、半覚醒状態で起こるという説があります。

 
有名な超能力者で予言者、心霊研究家でもあったアメリカのエドガー・ケイシー(1877~1945年)は、自己催眠という特殊な手法を使って催眠状態を作り出し、数々の超常的な能力を発揮した、といいます。この中にはサイコメトリーも含まれ、潜在意識との交信を意味する「アカシックレコードとの対話」によって、未知の領域に蓄積されている情報(この領域は、霊界や異次元空間など、さまざまな説があります)から、過去や未来の膨大な情報を引き出した、といいます。睡眠は、サイコメトリーやアカシックレコードとの交信など、「隠された脳機能の再開」となんらかの関連があるように思われます。

 

 

リーディングと呼ばれる能力をも包含するサイコメトリー

エドガー・ケイシー氏の事例から、サイコメトリーのメカニズムには脳の機能が関係し、リーディング(アカシックレコードから情報を引き出すこと)と呼ばれる能力にも非常に深い関連性を持っていることが考えられます。
人間の脳の機能は、その総体積との比較において、「大部分は休止状態である」、といわれていますが、脳機能と睡眠、そしてサイコメトリー能力の相関関係に関する、更なる深堀り研究が待たれるところです。

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カテゴリ: その他

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