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テレパシーの解明は目前?アメリカDARPAの驚くべき研究とは

予知夢
 
1950年代に発足した、アメリカ国防総省関連の研究機関であるDARPA(Defense Advanced Research Projects Agency、日本語=米国防高等研究計画局)は、インターネットの原型を開発した機関なのですが、現在も軍事目的中心のコミュニケーション手段の研究を継続しており、コンセプトを「Silent Talk(日本語訳=無言の会話)」と名付けて、テレパシー関連の研究をおこなっています。

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神経信号を発信することでコミュニケーションができる?

「Silent Talk」の研究では、「人間が思考する際に発しているとされる神経信号を使用すれば、文字や言語を使用しないコミュニケーションが可能なのではないか」といった主旨の仮設を打ち出し、立証するための研究をおこなっている、とのことです。基本的に国防総省関連の機関であるため、究極的には「敵を従わせるための神経信号を発信し、相手を制圧する」ことが目的であるとはいえ、無線や携帯情報端末などを使用しないで、意志伝達ができるようになるとすると、非常に画期的である反面、意志伝達開始や終了のトリガーや、敵味方などの伝達対象の特定等、どのように意志伝達の制御をおこなっていくか、といった課題も発生します。

 

会話の前に神経信号が発生している

また、驚くべきことには、人間が思考し、思いを言語化する前に、脳内で発しているという神経信号を活用して、なんらかのアクションを故意に発生させることが可能であることは既に立証済であり、同機関では「サルの脳から発せられる神経信号を使って、歩行ロボットを遠隔制御するような実験に成功している」という情報もあります(アメリカはノースカロライナ州にある、デューク大学のミゲル・ニコレリス博士の研究チームが、DARPAの支援を受けて実証した、とのことです)。

 

サルやラットを利用した実験に成功

デューク大学での実験では、サルやラットの「パターン認識や感情情報の抽出と保存、コンピューターを使ったタスク化(=実作業化)」に成功した、といいます。先に述べた神経信号は、まだまだ未解明な領域は多いのですが、サルやラットのパターン認識(形や色などを認識する信号)や、感情情報(怒りや焦り、喜びといったもの)を取り出せるだけではなく保存し、神経信号を発した本体であるサルやラット以外のもの(この例ではコンピューターのタスク)に活用が可能であるということは、これまでいわれていた「テレパシー的な能力」の、少なくとも部分的な解明につながる可能性は高まっているのではないか、といえそうです。

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カテゴリ: その他

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