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レムリア文明とインダス文明を結ぶシッダ医学とは?

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古代タミル人の残した「サンガム文学」と呼ばれる文献には、伝説の水没大陸といわれるレムリア大陸に酷似した王国が登場していて、その類似性についてはさまざまな仮説が議論され、現在も議論が継続してなされています。レムリア大陸伝説によれば、「レムリアこそ人類発祥の地である」との主張がありますが、タミル人伝承も同様に、「タミル人がレムリア文明に生きた人類の末裔である」との考え方を持っています。

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レムリア文明とインダス文明は関連している?

現在タミル人(タミル語を日常的に話している人々)は、多くはインドやスリランカに居住しています。移民として世界中に居住しているようですが、もっとも人口が多いのはインドで、約6,000万人が暮らしています。こんにちのインドが形作られるベースとなった文明といえば、一般的には世界四大文明のひとつ、インダス文明をあげることができます。インダス文明は紀元前2600年頃から紀元前1800年頃までを指していますが、レムリア大陸が水没したのはその時期よりも更に数千年前といいますから、レムリア文明が実在していたとすると、インダス文明への関連の有無がタミル人伝承の鍵となってきそうです。

 

シッダ医学とインダス文明

現代においてタミル地方に暮らす、タミル人のユニークな特徴として、シッダ医学というものがあります。その起源はおよそ1万2千年も前に遡るとされ、南インドはタミル地方に古くから伝わる独特の医学です。インドには、他にもユナニ医学やアーユルヴェーダといったユニークな医学が存在しているのですが、シッダ医学の歴史はその中でも群を抜いて伝統がある、とされています。インダス文明においても、特有の医学的な考え方があったようなのですが、文字の解読が完全には進んでいない現在においては、詳細なところまでははわかっていません。しかし、タミル地方特有の医学が、インダス文明以前からの伝承であったとすると、インダス文明においても、なんらかの形でシッダ医学が取り扱われていた可能性は、あるのではないでしょうか。

 

目指すは不老不死

シッダ医学のユニーク性を顕著にあらわす考え方として、「不老不死を目指す医学である」というところがあります。西洋医学が外科手術や薬などを使用して、比較的外側からのアプローチで、対症療法的な対応を主としているところに対して、シッダ医学では、不老不死を究極の目的として、身体だけではなく心や魂、生活環境や社会全体といったところの最適化も視野に入れた、非常に広い意味での医学であると考えられています。

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カテゴリ: その他

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