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海を背に立つモアイ像。絶海の孤島イースター島の謎

01.モアイ
 
「イースター島」という島の名前を聞いたことがあるでしょうか。南米はチリにある、広さが約170平方km(日本の島でいうと佐渡島の4分の1程度の大きさです)、人口約4000人程度の小さな島なのですが、昔から世界の7不思議としてあげられているモアイ像を擁していることで有名な島です。この島のモアイ像については、多くの謎が秘められています。ここではまず、イースター島そのものの特徴について、見ていきましょう。

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イースター島の場所

イースター島は、南米のチリ領にある、太平洋上に浮かぶ小さな島で、現地の言葉では「ラパ・ヌイ」という名称で呼ばれています。正式名はスペイン語で「パスクア島」といいますが、日本ではイースター島として知られています(正式名が「復活祭」を意味しているため、その英語名である「イースター」が通称となっています)。この島の周辺には有人の島がなく、一番近い有人の島との距離でも約2,000km、チリ本土からは約3,800kmも離れています。それゆえにイースター島は「絶海の孤島」といわれています。南米のサンチャゴやパペーテ、リマといった都市からラン航空の定期便が出ていますが、その数は多くはありません。年中温暖な気候ですが、南半球に位置しているため、日本とは逆の季節となっています。

 

イースター島最大の特徴

このように小さく、なおかつ世界一ともいわれる辺境にあるイースター島の特徴としては、火山島であることや、その歴史の中での文明の栄華盛衰についての物語、それに世界遺産に指定されていて、島の半分を占めるラパ・ヌイ国立公園などがあげられますが、最大の特徴はモアイ像の存在でしょう。モアイ像の存在は、この島の存在を世界的に有名にしたばかりではなく、人類に対する大きなクエスチョンを、長年に渡って投げかけ続けている、といえます。

 

モアイ像の謎

モアイ像は、小さなイースター島の中に、約900体も存在しています。写真などでモアイ像の姿を一度はご覧になった方も多いかと思いますが、人面を模した石像で、個体によって微妙に大きさは異なりますが、平均すると高さ3.5メートル、重さ20トン程度の大きさで、人間より大きい石像になります。最も大きなモアイ像の中には、高さ20メートル、重さ90トンに至るものも存在しています。「モアイ像がいつごろなぜ、誰によって作られたのか」は、明確な物証がなく、未だに判明していません。それ故に、アトランティス大陸やエジプトのピラミッドなどと並んで、「世界の7不思議」のひとつに数えられているのです。

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カテゴリ: その他

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