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人間にも備わっていた?第三の目の覚醒と松果体の働き

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かつて恐竜の仲間が持っていたという「第三の目」は、ニュージーランドに今も生息するムカシトカゲなどに、その痕跡を残しています。

これは、生物学的には「頭頂眼」と呼ばれ、生物の進化、特に人間の誕生と、猿から人間として哺乳類が変わっていく中で、人間特有の能力(考える力や、幸せと感じたりする感覚)を持つようになっていくのと並行して、退化していったものと思われます。

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脳の働きと視覚をはじめとした生物学的な器官の働きは、現代の人間やその他の生き物においても、密接に関係していることがわかっています。爬虫類やトカゲと同様に、機能的には人間にも備わっていたであろう第三の目と脳の部位である松果体の働きとの関連と、第三の目の機能が覚醒する可能性について、考察していきます。

 

インドの神々の額に存在するもの

第三の目はほぼ確実に「額の中央か、眉間に存在している」とだれもが(特にアジア圏では)考えています。これは、仏教における仏像や、インドのヒンドゥー教などにおける神の姿を見れば、一目瞭然です。

彼らは、判で押したように眉間、または額の中央部に何らかの印があります。その姿はあたかも第三の目の存在を示しているように見えます(有名どころでは、インドはヒンドゥー教の破壊神シヴァは三つ目ですし、仏教の不空羂索観音にも第三の目がほどこされています)。

このことは、昔から信じられていて、今も脈々と受け継がれている宗教や精神性(=スピリチュアルな領域)の中には、第三の目の概念が含まれていることを示しています。文明社会に生きる人々は、今も昔も、第三の目の存在を意識しながら、その時代時代を生きてきたことの証左といえるでしょう。

 

脳の松果体と第三の目

18世紀、イギリスの冒険家、海軍士官のジェームス・クック(通称クック船長)に今のニュージーランドが発見された後、比較的近年に研究が進み、いわゆるヘビやほかのトカゲとは一線を画する存在として世間一般に認知されたムカシトカゲというトカゲの一種には、第三の目が今も存在しています。

第三の目は、機能的には、視覚の持つ機能の中でも、光を感じる機能を持っているといわれています。この「光を感じる機能」を制御しているのが、脳の部位である松果体です。

人間の場合松果体は光だけではなく、感情や気持など、いわゆる「他の生き物にはない、人間特有の働き」をつかさどる部位であるといわれていますが、この「人間特有の機能」が、ムカシトカゲが名前のとおり、昔ながらに守っている「光を感じる器官としての第三の目」の機能を退化させたのではないか、つまり「人間としての進化と共に第三の目が失われたのではないか」、といわれています。

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カテゴリ: その他

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