誰でも体験が可能？幽体離脱を行うための訓練方法

 
幽体離脱という現象は、「肉体と魂が分かれる」事象をいいますが、科学的にはいまだ証明されておらず、あくまでも「脳の錯覚による疑似体験である」との説が有力です。しかし、脳の錯覚と決めつけてしまうには、あまりにも多くの謎が残ってしまいます。

また、幽体離脱は（これも完全には明らかにされていませんが）、「訓練によってだれでも体験が可能である」ともいわれています。ここでは幽体離脱の方法を中心に、考察を進めていきます。

幽体離脱は夢？

幽体離脱とは、「夢である（昼の場合は「白日夢」）」という説も存在しています。確かに、いくつかの体験談では、魂が抜け出た後に見た景色や壁の色、書いてあった模様等、現実に存在しているものと微妙に違っていることがよくあります。幽体離脱が夢であり、「夢の記憶が現実と少し違っている」というのであれば、一応つじつまは合います。

しかしこれも説明としては不十分で、「完全に覚醒しているときに、意図的に幽体離脱を発生することができる」という事例も報告されていて、夢というよりもむしろ幻覚のようなもののほうが、幽体離脱の説明としては妥当かもしれません。

幽体離脱を体験する方法

意図的に幽体離脱を起こすことは、多くの識者が可能と証言しています。まずはリラックスすることから始まり、仰向けに寝る姿勢をとります。このときうつ伏せになってしまうと、体が圧迫されて、幽体離脱状態になりにくい、といいます。

次に、眠りに落ちるぎりぎりのタイミングまで意識を保ち続けるのです。寝てしまうと失敗ですが、何回も繰り返していると、「半覚醒」の感覚がつかめるそうです。そして、「魂が肉体から抜け出ること」をイメージします。

たったこれだけで、早い場合には半年程度のトレーニングで、幽体離脱を体験することができる、といいます。

コツはリラックス状態を続けること

しかし、幽体離脱を体験する直前には、金縛り（意識はあっても体が動かない状態）が起こったり、かなり大きな耳鳴りや、人の話し声などが聞こえるそうです（半覚醒状態によって、脳の誤作動が起こっている可能性も否定できません）。これによってリラックス状態が破られ、恐怖感でいっぱいになってしまう可能性もあり、その場合にはまず幽体離脱を成功させることができません。

とはいえ、どうやら幽体離脱はある程度コントロールできるもの、といった仮説が立てられそうです。おそらくほかの超常現象と比較すると、全貌解明の日は近いのではないか、と思われます。

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