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火星を植民地化する?!人類の夢を叶えるNASAの仰天計画とは

夜空
 
NASA(アメリカ航空宇宙局)は、アメリカで1958年に発足した、宇宙開発に関わる計画を担当する連邦機関で、これまでにも数々の功績を残しています。1969年のアポロ計画における人類初の月面着陸や、1973年のスカイラブ計画における長期宇宙滞在、1981年以降のスペースシャトルの打ち上げなど、かつては夢のまた夢だったような宇宙計画を、次々と非常に具体的な形で実現させています。そのNASAが、今度は「火星で酸素を作り出す計画を進めている」というのです。

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火星の状況と計画の目的

現在NASAでは2030年代を目処に、火星への宇宙旅行を実現させようとしています。この一環で、火星に生命体がいるかどうかの調査や、生命体が存在する物的証拠調査(鉱物、氷や水、熱など)もあわせておこなっています。この研究の中で、生命体存在の可能性が高まる必要要素は一部確認できつつあり、ますます火星旅行実現への期待が高まっています。そんな中で今回は、人間が宇宙旅行をおこなうにあたって、ひいては火星に降り立つに当たって絶対に必要な酸素を、地球に頼ることなく現地で作れるかどうかの実験をおこなっています。

 

火星の植民地化も視野に入れて

生命体の誕生や維持に必要な熱や水、鉱物、それに酸素がそろえば、理論的には火星旅行が可能となる環境が整い、これまえ映画やアニメの世界で描かれていたような世界が現実味を帯びてきます。スペースコロニーが本当に建設できたなら、ということを考えると、一気に宇宙空間に向けた人類の可能性が広がることも考えられ、アポロ計画に匹敵するような大掛かりでインパクトのあるイベントが起こることが予想されます。考えただけでもワクワクします。

 

火星の土壌を利用せよ!

ちなみに酸素を火星で作り出す計画の骨子としては、要約すると「微生物や藻類を使って、火星の土壌を燃料として利用させることにより、宇宙飛行士に酸素を供給する」といったものとのことです。火星の地下に微生物や藻類をを持ち込み、火星の土壌から酸素を生産する方法なのですが、既に実験では、特定の微生物が、火星の土壌から酸素を生産し、窒素を除去できることが判明しているそうです。現地での実験はまだ実現していないものの、これまでのNASAのアクションを考えてみると、近いうちに火星での現地実験をおこなうのではないか、と予想できます。2030年まであと十数年、長いようで短い期間の中で、どこまで「スペースコロニー建設計画」が具体化するのでしょうか。今から興味が尽きません。

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カテゴリ: その他

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