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五行の相剋関係と陰から陽、陽から陰へと移り変わる感情のサイクル


 
火は金の属性を剋する関係性を持っており、水の行から支配されてしまう関係性です。

金の行は、憂いや悲しみを抱える可能性を持っています。憂いはやがて警戒心を生み出し、それは恐怖となって水の行へと移り変わります。水の行における恐怖は、一瞬にしてついそこにあった喜びや笑いを打ち消す威力を持っています。

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楽しみや笑いを感じている時、憂いを忘れることはできますが、時に訪れる「いつまでこの状態が続けられるか?」とふと考える時が、陰陽における境界線が0の地点のバランスに戻った時です。

火の行は身体面で言えば、心臓と心臓を覆うようにして小腸が関わっています。

心臓の鼓動が早くなれば小腸の動きは連想するかのように活発になると言われています。
普段、気にすることのない心臓の鼓動が高鳴っている時、金の行が象徴する肺は浅い呼吸をしているかもしれません。

その呼吸の浅さは地に足がついていないような状況を作ってしまい、もしかするといつもだったら気がつくはずだった物事を無視してしまうかもしれません。

 

鼓動と呼吸に連鎖して意識が傾く

そこで、火の行が象徴する心臓の鼓動を意識し始めると、呼吸にも連鎖して意識が傾くはずです。

人は集中する時、自然と呼吸を整えようとします。

そうして鼓動と呼吸に意識を傾ける時、あなたがもしも周囲から与えられている状態に多く気がついているのであれば、あなたはやがて陽へと拡散し、広がっていくために多くの選択肢を広げ、今の自分にできることをどんどん生み出していくようにしていく時期に来ています。

反対にあなたが自分のことよりも、周りが笑顔になっていたり周りの人や環境が思い浮かぶことが多いのであれば、あなたは拡散している陽から自分自身の内側へと収縮していく陰の時期へと移り変わる時期がやってきます。

その時、拡散していく選択肢の中から一つを選ぶ必要があり、自分自身のエネルギーを納める陰の器を一つに決めなければならない時期に来ています。

 

今は陰なのか陽なのかを見極める指針に

こうして、五行のきっかけを元にして、ある特定の関係性に意識を向ければ、おのずと今自分が陰か陽かがわかり、意外なほど鮮明な境界線をひくことができます。

陰陽はつねに不特定ではあるものの、一定の範囲の中で陰陽のサイクルを繰り返していきます。
そのきっかけとなる五行には、目に見える自然現象は元より、自分自身や周囲に広がる感情や、思考などのあらゆるきっかけを探ることができるようになるのです。

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