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舞う花びらに何思う?日本を代表する花・桜にまつわるジンクス

桜
 
春といえば桜の季節です。四季を彩る花の中でも、特に桜は日本を代表する花として非常に愛されている花です。桜にまつわる逸話やジンクスは昔からたくさん存在しています。春らしい明るいイメージのジンクスと、桜のはかなさをあらわしたようなシリアスなジンクスが混在していることも、桜のジンクスの特徴です。ここでは、桜にまつわるジンクスをご紹介します。

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花びらが落ちる前に両手でつかまえられると願いがかなう

お花見にいくと、小さい子供を中心に、桜の木の下で花びらをつかもうとしている姿をよく見かけます。この遊びは、昔からある「花びらが落ちる前に両手でつかまえられると願いがかなう」というジンクスに由来しています。花が散るとき、桜の花びらは軽いので、風向きによって落ちてくるタイミングが変わり、実際やってみると結構難しいものです。このため、花びらをキャッチできると、かなりラッキーなことに出会った時の気持ちを味わうことができます。そんなところから、このジンクスができたのではないか、と考えられます。

 

桜が咲くタイミングが合うと合格する

それから、桜は受験に関する「良い知らせ」の象徴としても使われています。そこから、「桜が咲くタイミングが合うと合格する」というジンクスもいわれています。インターネットが普及する以前は、学校に貼り出された合格者の受験番号を見て、結果を身内の人へ知らせる際には電報が良く使われていたのですが、合格したことを知らせる場合に「サクラサク」という言葉が使われていたのです。そんなところから、合格かどうかを確認する道中で、桜がたくさん咲いているのを見かけることができた場合には、「良い知らせ」を得ることができる、といわれています。

 

桜が散ることは死を暗示している

最後に、ちょっとシリアスなジンクスとして、「桜が散ることは死を暗示している(桜が散ると誰かが死ぬ)」というものがあります。これは、日本独特の考え方なのですが、桜は春にふさわしいイメージで語られている反面、死を暗示するようなイメージも併せ持っています。おそらく「はかなく散ってしまう」という特性からきているものと思われますが、先の戦争や刺青の図柄等のイメージや、夜桜の妖しい美しさから、死のイメージも併せ持つことになったのではないか、と思われます。ただし、人間誰しも死を迎えるものです。桜の特性を秘めていることジンクスは、必ずしも暗いイメージだけではなく、日本のわび・さびの世界観をもあらわしているのです。

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カテゴリ: その他

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