スイカと天ぷら、うなぎと梅干。日本の「食」にまつわるジンクスあれこれ
「食べ物に関するジンクス」は、実にたくさん存在します。
長年繰り返されている人間の営みなので、経験則に基づくジンクスがたくさん作られている、と考えられます。
また、「食」にまつわるジンクスは、「日本で昔から伝わっている、食べ物に関する慣習」としての側面も持っています。
代表的なものから、ちょっと変わったところまで、日本の「食」にまつわるジンクスを見ていきましょう。
茶柱が立つ
代表的なものといいますか、古くから存在して、世代を問わず知られているのが「お茶を入れたとき、茶柱が立っていれば良いことがある」というものです。
これだけ知られていると、「ご利益がある」という先入観も大きく、実際茶柱が立っていると、ほとんどの人はちょっと嬉しくなるものです。
コツとしては、お茶を入れるときに、茶柱を立てるつもりで慎重に入れると、非常に高い確率で茶柱は立つそうです。
ゆっくりとお茶を入れた場合、3割から4割の確率で茶柱が立つ、といわれています。
3秒ルール
子供の間でのメジャーなジンクスとして、「お菓子などの食べ物を地面に落としてしまった場合、3秒以内なら落ちたことにはならない」というもので、今でも幼稚園や小学校で盛り上がっている様子を見かけます。
科学的な根拠はおそらくないのでしょうけれども、実に合理的な印象を受けます。
「10秒ではなくて、3秒」というところが、食べ物ならではの感じがして、面白いジンクスですね。
スイカと天ぷら
次は「食べ合わせ」に関するジンクスです。
「スイカと天ぷらを一緒に食べると、体調が悪くなる」というものです。他にも「うなぎと梅干」など、食べ合わせに関しても多数存在します。
夏場にありそうな組み合わせなので、これも科学的根拠となると疑問符がつきますが、熱いものと冷たいもの、油と水分など、体調の変化に考慮したジンクスと言えるでしょう。
ちなみに、スイカには脂分の吸収をおさえる成分が含まれていますので、生活習慣病予防としては、案外推奨できる組み合わせであったりします。
七草粥
最後にもう一つ有名どころとして、「七草粥を食べると健康になる」というジンクスがあります。
1 月7日に七草粥を食べると、その年は病気も災いもおこらない、といわれています。
現代の健康食志向や、健康サプリブームにおいて、実効性を感じさせるジンクスです。
縁起物のうえに、実際の健康にも効くという、お得感も備えたジンクスなので、ハッピーな心と体になりたい時には是非活用したいジンクスです。