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わずか十数年で世界制覇!大英雄アレキサンダー大王とは?

オリンピアのゼウス像
 
世界の歴史には、多くの英雄伝説が残されており、現在でも貨幣の図柄に使用されていたり、その名にちなんだ名付けがおこなわれたりしていますが、その中でも、残した功績やサクセスストーリーのスケールの大きさなどから、特に評価の高い人物は、「世界三大英雄」と呼ばれています。

三大英雄の内訳には諸説ありますが、古代ローマのカサエル(=シーザー)、フランスのナポレオン、モンゴルのチンギス・ハン、古代マケドニア王国のアレキサンダー大王の四人が、三大英雄としてもっとも名があがる英雄です。ここでは、その中のひとりであるアレキサンダー大王をご紹介していきます。

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マケドニア王国のバシレウス、アレクサンドロス3世

アレキサンダー大王とは、紀元前336年から紀元前323年まで、当時のアルゲアス朝マケドニア王国のバシレウス(=ギリシアにおける君主の称号)をつとめていたアレクサンドロス3世のことを指していて、ギリシア語読みではアレクサンドロス大王、英語読みではアレキサンダー大王、またはアレクサンダー大王と呼ばれています。

マケドニア王国の統治のほか、当時のコリントス同盟(=カイロネイアの戦いなどの戦争を経て、古代ギリシアのポリスが加盟していた戦略的な同盟)の盟主や、エジプトのファラオ(=古代エジプトの王位の称号)も兼任していたといいます。アルゲアス朝は、古代ギリシアの王朝で、紀元前700年から紀元前310年まで続く巨大な帝国であり、マケドニア王国はその一部にあたります。

 

世界征覇を成し遂げたアレキサンダー大王

アレキサンダー大王の名は、世界史に興味がある方でなくとも聞いたことがあるくらいに有名なのですが、その根拠となる代表的な功績が、世界制覇です。といっても当時考えられていた「全世界」とは、イタリア半島からバルカン半島を中心に、中東や北アフリカ、インド周辺までといった範囲だったのですが、アレキサンダー大王は、マケドニア王国の国王の在位中に、これらの地域の大半を支配することに成功した比類なき人物として知られています。

彼の功績の大きさは、後年に国や宗教を超えた多くの文献(旧約聖書、コーラン、ゾロアスター教の経典等)に取り上げられていることからもわかるとおり、後年の各国の統治者からの評価も非常に高かったようです。このように考えてみると、世界制覇や国の統治に関連して活躍した人物が、後の統治者に評価されることで、英雄伝説が構築され、世に浸透していくことがわかります。

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カテゴリ: その他

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