小アルカナの占い方 カップ１０ うまくいっている集団との関係や他者からの刺激

カップは器から流れ出る感情です。
感情とは常に一定では無く、何か外部の刺激をきっかけとして、常に変動していきます。

カップ１０の基本的な意味

１０という数字は、小さいエネルギーがそれぞれ連結する事によって、それがうまく機能しているかどうか？という部分を読むのがカギになってきます。
恋愛や相手の気持ちを知りたい等の場合、カップのカードが出てくる時は、数に注意が必要です。

 
特にカップの１０が出てくる場合、気持ちという部分では、個人よりも集団の中での気持ちという事になり、恋愛の面では未だ気持ちが個人に向いてはいないという読み方になります。
もともと小アルカナのカードは、小さく煩雑な個人のエネルギーがよりシンプルにかつ大きな影響力へと向かっていくため、カップの１０が出ている場合、少なくとも気になる人とは同じ範囲の中にいる。という始まりの中の始まりという形になります。

 
感情という変動しやすい波が１０の場合は、ある一定の範囲である、集団やサークル、チーム等の中で安定した人間関係が築けている状況を指し示しています。
カップの１０はある一定の範囲の中におけるそれぞれの人間関係が穏やかな推移で流れているかどうか？を表します。

カップ１０の正位置

正位置でカップの１０が出てくる場合、その集団や家庭、組織の人間関係は上手く行っています。
ですが、他のカードとの組み合わせによって、カップの１０が指し示している平和がどういう成り立ちで出来上がった平和なのかによって、相談者にとってそれが本当に自分の望んでいる平和や人間関係かどうか？が変わってきます。
１０は原則的には偶数で、様々な要素が一定の枠の中に納まろうとします。

 
１０のカップに対して、何らかのカードの奇数が隣り合わせで出てきた場合、相談者または占いの対象となっている人は、その集団の中に出来上がっている雰囲気に満足していない可能性もあります。
原則的には、円満な人間関係を表し、感情的な満足感や幸福感、平和な集団、理想が叶う等の意味合いがあります。

カップ１０の逆位置

カップの１０が逆位置に出てきた場合カップの１０が持つ新たな要素や部外者を受け入れ難い。
という排他的な性格が全面に出てきます。
今の平和を脅かすような脅威がやって来る、バランスが崩れる、空気が乱される等主に混乱をもたらす要素を表しています。

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