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両極端な裏と表…タロット小アルカナ:コインの2・剣の2の意味

タロットカード

コインの2の解釈

2番の数字が持つ特徴は裏と表のような両極端な側面です。
コインの2のカードは、絵柄を重視するカードにおいて、無限大の記号として描かれる事が多いカードです。

他の要素をまとめて、物質的な形としてまとめるコインに2番の数字が合わさるとそれは循環という言葉にまとめる事が出来ます。

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コインの2番は需要と供給の関係性の中を行ったり来たりして、絶えずエネルギーが循環している場面です。

現実的な面にたとえてみれば仕事が軌道に乗って仕入れと販売が絶妙なバランスで常に回っているような状況に似ています。

2の数字のエネルギーは小アルカナカードにおいて、環境の変化に対して順応し柔軟に双方を行き来する力と影響力を持っています。

 

コインの2の正位置

コインの2番が正位置で出る時、状況の変化に対しての順応力がある。という意味合いを前提として読んでいきます。裏を返せばコインの2番は環境的な変化が起きるという予告でもあるということです。

その変化の波に対して、充分に対応できるエネルギーと影響力を既に持っている状態で相場の変化やメリットの比較等を行って、立ち位置を入れ替えるという意味合いが出てきます。

コインのカードは、ワンドやカップに比べると感情的変化が少なく、剣よりも情緒を持っています。
また物質というのは、エネルギー的には既に固まった存在であるため、動かすことが難しいものでもありますが、コインの2番は、そのエネルギーを動かせる力があるということも指し示しています。

人格的な側面としては変化には強いが、比較グセを持っている可能性があります。何を比べているかというと、それは物質的なメリットです。

見えている景色は広く、常に世の中に流れる相場の変化に敏感なので、知らず知らずに対応が変わっている傾向性も持っています。

 

コインの2の逆位置

逆位置として出てくるコインの2番は、状況に応じて動くのではなく、状況に動かされているという状態を警告するために出てくる場合があります。

正位置でも比較はするのですが、比較の仕方が正位置に比べると範囲が狭く、目先の利益にばかり気を取られすぎるため、変化についていけなくなるのです。

また態度も意図的にハッキリとさせないといった部分も逆位置においては強調されやすい側面です。態度を決めない理由は、自分にとって有利であると確定してから動こうとする意識からによるもので、周囲の流れを留めるような影響を与える可能性があります。

同じ優柔不断でもカップであれば感情的にどちらか選べない。といった純粋な迷いなのですがコインの2番の逆位置においては、決められるのに決めないという計算が含まれた迷いである可能性があります。

 

剣の2の解釈

両極端な側面という意味合いを持つ2の数字を持つ剣のカードは、基本的には対立する2つの側面という意味合いを持つようになります。
また、対立している双方の力や勢いは均衡を保っており、緊張状態であるという部分はありますが、お互いが絶妙なバランスで両立させ合っているような状態です。

剣は知識と経験を表しますが、2番の場面で存在する2つの勢力はいずれも剣のカードによってハッキリと区別されたがゆえに存在する力です。

どちらの持つエネルギーも影響力は同じなので、何かを決断・判断するということは現時点ではあまり必要とされない行動であるともいえます。

剣の2番において大事なのは、両者の違いをハッキリとさせる事です。

結果的には均衡であったとしても、その中身には両極端である2の数字だけあって全く異なる要素を持っている場合があります。

特に転職や引っ越し等の問題において、剣の2番のカードを引いた時は、同じような条件や環境でも必ず明確な違いがあるはずです。

剣のカードにおいて大切なのは選ぶ事ではなく、選べるように細かい部分に至るまでの要素をハッキリとさせる事になります。

 

剣の2の正位置

剣の2番が正位置として出てくる時、緊張状態が続いている事を意味する場合があります。
この緊張は関係者同士の中に明確な上下関係や優劣が存在しないために起きているものです。

また明確な役割といったコレだという一本の道はのちの1番の数字で起きる決断です。
その決断を促すために明確にシなかればいけない要素がある場合は、緊張状態を保たせることによって場の均衡を維持している可能性があります。

 

剣の2の逆位置

逆位置として出てくる場合は、悪い意味で相手や自分にプレッシャーが与えられている状況です。
もしかすると、現存する方法はいずれも諦める必要性もあるでしょう。

一方が動けば、もう一方も引きずられるようにして動きを始めます。

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