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タロットカード解釈:2番・女教皇 11番・力 20番・審判。ヒントは「今」

タロットカード

 

タロットカード、大アルカナの解説をしています。
今回は2番・女教皇 11番・力 20番・審判です。

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2番・女教皇 受身を表す

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2番女教皇のカードは受け身のカードです。
そして、今行きている自分自身と、自分自身を創りだしたルーツが両極端な柱として現れてきます。

 
数字で見る2番はバランスを主なテーマとして持つ数字です。
物事には、白と黒、陰と陽、メリットとデメリットなど2つの側面を持っています。
これら、2つの側面はどちらに傾いても、後にバランスを取るかのようにもう一方へと傾いていきます。
そうしてバランスを取っていくことで均衡を保ち、バランスを取っていきながら先へと進んでいくのです。

 

女教皇の絵を確認しましょう

絵で見る女教皇は、まず女性の姿で描かれている人物は受け皿を象徴されていると言われています。
手に持つ書物や水晶等のアイテムは感情面のカップを指し示しているとされています。
月は反映を表し、背後にある柱は自分自身が持っている両極端な側面です。
女教皇のカードを読む時、何かをする。といった行動を映し出すことは殆どありません。その代わり、女教皇のカードは足場が決まり自分自身の意識や無意識に浮かび上がっている数々の思いや、希望不安、全てに眼を向けその思いを受け入れなさい。と告げます。

 
アドバイスとしては、今感じている様々な思いを何かに具体的な形でアウトプットしておくといいよ。と言った風になります。

 
女教皇が逆位置に出ている時は、精神面のバランスが一時的に崩れているか、気持ちが浮ついているかのどちらかを示唆する
と読むと読みやすくなります。

 

特に恋愛問題において、女教皇はよく出てきます

相手ばかりを気にしていては、何のために恋をしているのかわからなくなりますし、地に足が付いていない状態であれば、いつか足元をすくわれる
事態に遭遇するでしょう。
女教皇は、現状から進もうとする前に、まず現状の整理整頓から始め、バランス感覚を養う事をテーマとしています。

 

 

11番・力 カードのテーマは「制御」

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2番、女教皇は受け入れる器である事が大きなテーマでしたが、10番以降のカードは社会に出て多くの人と関わる中での成長を経験していきます。
個人では許されていた本能的、直情的な思考や行動は社会という個人を巻き込む範囲の中では許されなくなっていきます。
伝え方、コミュニケーションなど、あらゆる関係性に理性をもたらすのが力のカードの場面です。
人は日々の生活を通して自分の強み、自分の弱み、好きなもの、嫌いなもの等の価値観を養っていきます。

 

絵柄で観る力のカードも、本能的や遺伝的な習性で純粋に生存するという事を指し示すライオンを器として描かれている女性の調教師が制御する様が描かれています。
よく、理性と本能と言われますが、力のカードで強く働くのは理性の方です。
一見、ライオンは抑圧されているように見えるかもしれませんが好き勝手にライオンを暴れさせれば、それは自分はもとより周りにも被害が及ぶ可能性があります。
そのライオンの力を適正なレベルで一定させる事が、下手をすれば暴走をする本能を理性が制御している様子として描かれています。

 

力の正位置

力のカードが正位置に出てくる時、まず客観性があり、冷静な状態である。という事を前提にし現在の置かれた立場を客観視し、冷静に結果を受け止め振り返る事が大切な事であるというアドバイス
が出てきます。

 

力の逆位置

逆地位に出た場合は現在の心的状況が物質的な欲求か精神的なよっ休暇どちらかに偏りバランス感覚が失われている事が問題である。という指摘と警告が出てきます。

 
どんな相談内容であれ、力のカードが出てくる時は何らかの結果が過去に出ているはずです。その結果を元にして今の状況を冷静に見つめる目があるかどうか?を問うカードでもあるので何かを結論付けるというよりも、問いかけの要素として読み進めて行くとより深い部分にまでアプローチすることが出来るようになります。

 

 

20番・審判 テーマは「復活」

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数字で見る20番は、2番に0の数字が持つ霊的な素質が加わる事によって、大逆転やどんでん返しが起きる奇跡の瞬間が生まれる可能性を持っています。
審判のカードは天使とラッパ、棺桶で眠っていた人の目覚め。
この3つが描かれている事によって、奇跡が成立しています。
審判のカードは時系列的に言えば最も「いまこの瞬間」に意識を集中するよう語りかけます。

 
あくまでも個人的な経験上ですが、実は審判のカードはフシギと未来を表す位置にはあまり出てこないカードです。
過ぎ去った過去も、未来に思い描くものも、それら全てはイメージです。
すべてを録画してくことができるのであれば、話は別ですが、過去の事を話す時に思い出しながら話しますよね?
未来も同じで、この先きっとこうなるだろうとある程度の当たりをつけてイメージしながら話をします。

 

チャンスはヒントは「今」なのかもしれません

審判のカードはそのどちらのイメージからも開放された「インスピレーション」が最も重要視される場面です。
絵柄も説得力のあるデザインが多いのも審判のカードの特徴ですので、カードを指さしながら、「今ですよ今!」という言葉に説得力が持てるカードでもあります。

 

審判の正位置

審判のカードが正位置に出たのであれば、失われた可能性が再び復活する可能性があります。そのためには、何か忘れている物事が無いか?を問いただす必要が出てきます。
審判のカードはあらゆる制限や支配から自由になった時に降り立つインスピレーションによってあらゆる物事が進んでいく閃きと瞬間の場面です。

 
この場面を現実的に再現するためには、何よりもリラックスし、柔軟な思考を持ち、視点を過去からも未来からも解き放つチャンスが生まれてきます。
このカードが出てきた時こそ、すべてを天に委ね「待つべき時」だというアドバイスが出来ます。

 

審判の逆位置

逆位置に出てきた時、審判のカードは最後の試練を今経験している。と示唆しています。
逆位置の審判は、過去の因縁から自分を解き放つ事をまず解決策として提示しています。なので、何か囚われている過去やトラウマ、因縁が無いか?
をじっくりと洗い出す事によって、過去という棺桶から自分を開放させる事がインスピレーションを呼び起こす解決策になります。

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