小アルカナでより詳細なタロット占い：コイン９はゆとりによる客観性。新たな願望

１０のカードは、自分自身を含めて、すべての要素が予め用意された範囲や枠の中で、それぞれの小さいエネルギーが互いに連結しあうことによって大きなものを動かしている状況や環境です。

一歩下がったところからの観察

９の数字に下っていった時、１０には無かった客観性というものが出てきます。
一歩、遠ざかったところから、改めて今いる自分自身の環境を眺めてみるような状態です。
客観性が出てくるということは、それまでには無かった余裕がゆとりが出てきたという事でもあります。

 
自分自身が今いる環境を改めて見渡した時、ここから自分自身を変えようと思ってみたり、今後の事について、イメージが浮かんできたりと、空いたスペースに新たな要素が入ってくる入り口でもあります。

コイン９の正位置

コインの９が正位置に出てきた時、まず、何らかの願望が生まれてきた段階であるという事を前提にして他のカードと噛みあわせていく必要があります。
というのも、９のコインの正位置はあくまでも、何かを考える余裕が出てきたというだけであり、決して、ポジティブな願望だけ。とは限らないためです。

 
それまで一生懸命やって来て、改めて今の環境を振り返った時、実は自分にはあっていない部分が目につく場合もありますし、向上心が出てきたからこそ浮き出てくる不満というのもあります。
コインの９は願望をイメージする入り口に当たるので、将来をイメージしたり、心境に変化を及ぼす何らかのきっかけが訪れる可能性を表します。

コイン９の逆位置

逆地位のコインの９は、一言で言うと「妄想」をしている状態です。
また、逆位置のコインの９は、不正なやり方で仕組みの中から外れる事も意味しています。
正位置の場合は、主に未来に関係する物事を指し示すコインの９ですが、逆位置になると、過去や現在に関しての物事を指し示します。
また人物像や環境のことについて、コインの９を逆位置で引いたのであれば、それはあまり信頼できる環境や関係に無い。という事を指し示します。

 
時に不正が働かれている。または働いている事に対して警告を表す場合もあり、同時に、その原因となっている物事に挫折や妥協と言ったこれ以上を求める姿勢が無い事に起因する問題を表す事もあります。

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