別の記事でご紹介しましたが、イギリス人女性のメアリー・シェリーが書いた小説『フランケンシュタインの怪物』の怪物は、自分を造り出したヴィクター・フランケンシュタインから見放され、彷徨い歩くなかで人間の言葉を学びます。そして道端に …
『フランケンシュタインの怪物』の怪物の一般的なイメージといえば、どんな感じでしょう。その姿は、大きな身体に角張った頭部。髪の毛は角刈りで額は張り出し、顔や全身には縫った痕がある。そして、首には雷の大きな電気の力で生命を宿した際 …
メアリー・シェリーの小説『フランケンシュタインの怪物』の主人公である怪物には、名前がありません。別の記事でも触れましたが、フランケンシュタインというのはあくまで怪物を造り出した科学者の名前であって、怪物自身には名前がないのです …
『フランケンシュタインの怪物』を生み出したのは19世紀のイギリス人女性、メアリー・シェリーという人です。ゴシック小説あるいはゴシック・ロマンスと呼ばれるこの小説が初めて世に出たのは1818年。まだ女性の小説家が珍しかったこの時 …
欧米の三大モンスターといえば、「吸血鬼」「狼男」そして「フランケンシュタインの怪物」ですね。どれも世界中に知られ、映画やテレビシリーズ、そして日本ではアニメなどにも頻繁に登場します。 それではこれら三大モンスターには、姿かたち …
吸血鬼といえば、高い知性を持ったアン・デッド(不死の者)で貴族然とした美しい容姿を持ち、強力なパワーと魔術を駆使する最強クラスの魔人、妖魔として描かれることが多いかと思います。たしかにヴァンパイアは強いのですが、じつは多くの弱点を持っている …
アイルランド人の作家ブラム・ストーカーが書いた小説「吸血鬼ドラキュラ」(1897年)は19世紀の吸血鬼ブームを締めくくり、現在にまで続く吸血鬼のイメージを確立した究極のヴァンパイアを誕生させた小説であったと言えるかも知れません。   …