「四大精霊」のなかの水の精霊である「ウンディーネ」は、しばしば悲恋の主人公として語られました。その代表的な物語作品といえるのが、19世紀初めにドイツの作家フリードリヒ・フーケが著した中編小説「ウンディーネ」です。 この小説はドイツロマン主義 …
「四大精霊」のなかの水の精霊である「ウンディーネ」の源流は、どこにあるのでしょうか。じつは火の精霊「サラマンダー」と同じく、古代ギリシャから受け継がれて来たものなのです。 ギリシャ神話には「ニンフ(ニュンペー)」という下級の女神、つまり精霊 …
「四大精霊」のなかで最も精霊=妖精らしい精霊は、水の精霊である「ウンディーネ」ではないでしょうか。ウンディーネと言えば、儚げな美しい女性の姿がイメージされるかも知れません。 しかし、じつは精霊であるウンディーネには性別が無く、それ以上に魂す …
「精霊」とは何でしょうか? 精霊は、古代世界ではおそらく世界中に存在していた考え方で、日本にももちろんありました。じつは日本では「精霊」という言葉には2種類の意味があって、ひとつは祖先の霊のこと。お盆の行事である「精霊送り」の精霊はそれで、 …
古代ギリシャで半人半馬の「ケンタウロス」がどうして語られたのか、その源流はどこにあったのでしょうか。 神話の時代に生まれたケンタウロスの物語や伝説には、そのもととなる事実や考え方があったのかどうかについては、いくつかの説がある …
ギリシャ神話で最大の英雄といえば「ヘラクレス」ではないでしょうか。半人半馬の「ケンタウロス族」の賢者「ケイローン」には、このヘラクレスに関わる物語もあります。というより、ケイローンの死はヘラクレスによってもたらされてしまったの …
半人半馬の「ケンタウロス族」の賢者「ケイローン」には、ギリシャ神話の2人の英雄「アキレウス(アキレス)」と「ヘラクレス」に関わる物語もあります。 変身する女神テティスを捕まえる知恵を授けたケイローン テティスとい …