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念力なのか?ドイツの磁石人間とブラジルのマグネットボーイ

念力

 

「世間の人々」という「顔の見えない多数派」は、しばしば科学的な議論のさまたげになることがあります。この事実は、かつて常識として認められなかったことが、科学技術の進歩や、専門家による深堀研究によって、事実として立証されてきたことからもわかるとおり、人類の歴史が指し示してきています。超能力の一種である念力についても、現時点で大方の意見となっている「トリック説」について、今一度検証する必要があるのではないでしょうか。

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念力の変形である「磁石人間」

1970年代に、日本でも「ユリ・ゲラー氏のスプーン曲げ」によって浸透した念力ですが、その後現代に至るまでに世界中で報告されている事例を見てみると、日本でよく知られているスプーン曲げや、止まった時計を再び動かす、といった事例のほかにも、たくさん存在していることが分かります。
その多くは、日本における念力の「胡散臭いイメージ」も相まって、なかなかドキュメントとしてのニュースや、検証する価値のある科学的事象として伝えられることはありません。そのような事例のひとつに、「磁石人間」というものがありました。

 

 

金属がくっつくという特異体質

1990年代に伝えられた事例として、ドイツのミロスワフ・マゴラという人物の例をあげることができます。ミロシワフ氏は、トリックではなく、念力を使って、あらゆる金属を肉体にくっつけることができるとして、映像や動画を公開していますが、科学的な検証話されていないようです。
発表当時すでに55歳という年齢だったミロスワフ氏は、「磁力(つまり念力)は、持っている能力のひとつに過ぎない」と語っています。映像によると、鉄に限らずあらゆる金属が、手だけではなく、額や胴体にもくっつくといいますから、「なぜそういったことが起こるのか」は、おおいに検証の価値がある、と思われます。

 

 

マグネットボーイの存在

また、2010年頃の別の事例では、ブラジルのパウロ・デヴィッド・アモリムという11歳の少年が、ミロシワフ氏と同じような体質を持っていることを公表しています。
こちらも映像があり、スプーンやフォーク、爪切り、ピンセット、携帯、シェーバーに至るまで、ありとあらゆる金属製の物質が、胴体にくっついています。

 
彼らに共通していることは、「金属が体にくっつくこと以外に、特に健康上の問題は持っていない」ことなのだそうです。なぜこんなことが起こるのでしょうか。科学的に立証できないのであれば、仮説を立てて検証していく、といったアプローチが有効である、と思われます。

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カテゴリ: その他

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