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不老不死?時空を超える謎の怪人サン・ジェルマン伯爵

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不老不死は人間の根源的なテーマであり、現代においても、実現に向けた医学的な研究が続けられています。例えば古代中国、始皇帝の時代には、不老不死の薬の研究開発がおこなわれていた、とされていますが、中国では「伝統的な生命観のひとつ」とまでいわれています。こういった普遍的な概念である、不老不死を体現していた人物が、18世紀頃のヨーロッパに存在していました。それが、サン・ジェルマン伯爵という人物です。

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サン・ジェルマン伯爵は200年以上生きていた?

サン・ジェルマン伯爵は、18世紀から20世紀にかけた200年間に、ヨーロッパ各地に何度も現れた、という伝説を持つ人物で、その姿は常に40歳~50歳程度に見えた、つまり年をとらなかった、とされています。実際に彼は、「自分は不老不死である」と語っていたそうで、たくさんの伝説を残しているものの、その実像は、今も謎のベールに包まれたままになっています。

18世紀のフランス国王、ルイ15世をはじめとしたヨーロッパの時の国王と面識を持っていたことや、紀元前4世紀頃に活躍したアレクサンドロス3世や、キリスト教の開祖であるイエス・キリストと直接会話をした、との逸話も残っています。

 

歳を取らない?サン・ジェルマン伯爵

中には、40年くらい間隔をあけてサン・ジェルマン伯爵と再会し、その変わらぬ姿に仰天した、という逸話を語る人物も存在しています。1710年にサン・ジェルマン伯爵に初めて出会った、というフランスの貴婦人であるジェルジ伯爵夫人がその人で、彼女は40年ほど後にサン・ジェルマン伯爵と再開し、まったく年をとっていないことについて本人と会話しています。そしてサン・ジェルマン伯爵は、40年前に初めて夫人と出会ったときのことを語った、といいます。

 

予言されていたフランス革命

また、サン・ジェルマン伯爵は、18世紀にフランスで勃発したフランス革命で、公開処刑の憂き目に遭ったというルイ16世とマリー・アントワネットに対しては、革命勃発より10年ほど以前に、政治に注意を払うよう忠告した、といわれています。その5年後にも再度忠告した後、1789年にはフランス革命が実際に勃発し、ルイ16世とマリー・アントワネットは処刑されることとなりますが、その際にもサン・ジェルマン伯爵の使いの者が、メッセージを携えて彼らの前に現れた、といいます。

最初の忠告からフランス革命までの間に、サン・ジェルマン伯爵は一度死んだ、といわれていますが、その後も彼の目撃談や逸話が、絶えることはありませんでした。

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カテゴリ: その他

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