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神話、宗教、オリオン座。ピラミッド・アイ・タブレット共通項の謎

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2000年代に入ってウィーンで開催された「未解明の謎展」で、初めて一般に公開されたというピラミッド・アイ・タブレットには、古代エジプトのホルスの目に、キリスト教の三位一体の概念が加わって形成されたとされる、プロビデンスの目が描かれていることが最大の特徴のひとつなのですが、プロビデンスの目と並んで、オリオン座の三ツ星を暗示するデザインを持っていることも、オーパーツとしての謎を深めることになっています。

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ピラミッドの底辺に黄金の埋め込み細工が

発掘されたピラミッド・アイ・タブレットの底辺には、オリオン座と同じ配置で、黄金の埋め込み細工が施されています。ピラミッドとオリオン座の組み合わせとしては、ギザの大ピラミッドに代表される、エジプトの三大ピラミッドとナイル川の関係が、浮かび上がります。古代エジプト時代に作られたといわれている、エジプトの三大ピラミッドの配置と、周辺を流れるナイル川を天の川と見立てた場合の配置が、オリオン座の配置と一致するため、古代エジプトに天文学の知識があり、意図的にピラミッドの配置を計算して建設したのではないか、といわれていますが、こういった事象を思わせる特徴を、ピラミッド・アイ・タブレットも持っているのです。

 

「創造主の息子がやってくる」

さらに、オリオン座の三ツ星を思わせる黄金細工の下方には、古代インド・アーリア語に属する言語として知られる先サンスクリット語で、「創造主の息子がやってくる」という意味の文字が刻まれています(当時ドイツ言語学所の所長であったとされる、クルト・シルトマン博士が、先サンスクリット語の文字の解読を主導した、とされています)。これは、古代エジプトにおける太陽神ラーの息子である、ホルス神のことを指しているのではないか、と解釈できます。このことから、古代エジプトにおいて、ホルスの目の持ち主であるホルス神と、ピラミッドが暗示しているオリオン座が、何がしか重大な関連性を持っていた可能性が考えられます。

 

古代エジプト神話とキリスト教の共通点

太陽神ラーやホルス神とともに、古代エジプト神話に登場するイシスは、処女のままホルス神を身ごもったとされていますが、このエピソードは、キリスト教における聖母マリア伝説とも符合します。古代エジプトの三大ピラミッドとオリオン座、ホルスの目とプロビデンスの目、そしてイシスとマリアの奇妙な符合は、そのまま南米エクアドルで見つかったという、古代エジプトを思わせるピラミッド・アイ・タブレットの謎に通じている、といえそうです。

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カテゴリ: その他

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