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新たなオーパーツ?ピラミッド・アイ・タブレットとは

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2001年に、ウィーンで「未解明の謎展」という、オーパーツの展覧会が開催されました。ここでは、7メートルもあるという人骨と思しきものや、古代の昆虫である三葉虫と、人間が残したと思われる、靴の足跡が混在した化石など、中南米のオーパーツを中心に紹介された、とのことですが、その中に、公には初公開となる、ピラミッド・アイ・タブレットというオーパーツが含まれていました。ピラミッド・アイ・タブレットとは、どういったものなのでしょうか。

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オーパーツ界のキーパーソン、クラウス・ドナ

ウィーンの「未解明の謎展」は、オーストリア出身の美術展コーディネーターである、クラウス・ドナ氏が主導して開催されました。クラウス氏は、世界中で開催されている、多くの有名な美術展(日本における開催も含まれます)に、コーディネーターとして名を連ねていて、「オーパーツ界のキーパーソン」ともいわれている人物で、日本でも「ルーベンスとその時代(東京で開催)」をはじめとした美術展のコーディネートや、講演活動などをおこなっています。

 

ピラミッド・アイ・タブレットとは

「未解明の謎展」で初めて一般に公開されたというピラミッド・アイ・タブレットは、媒体によってはピラミッド・ストーン、ラ・マナの光のピラミッドといった呼称でも紹介されています。高さは約30センチ、形状はピラミッド型で、頂上付近に目のようなものが描かれている、石造工芸品です。目のほかにも、オリオン座を暗示させる黄金が埋め込まれていたり、古代サンスクリット文字が刻まれていることが確認されていますが、現時点では学術的な調査が十分進んでおらず、製造目的や手段などは明らかにされていません。1980年代に、エクアドルのラ・マナにある廃坑(かつて金採掘がおこなわれていましたが、当時は既に廃坑となっていたようです)から、300余りのピラミッド・アイ・タブレットが発掘されたことから、世界中にさまざまな論争や推測を巻き起こすこととなりました。

 

製造された年代も不明

ピラミッド・アイ・タブレットの最大の特徴のひとつとして、目の部分および段の部分に紫外線を当てると発光する、ということがあります。ラ・マナで発掘された遺物の多くは、同じメカニズムで発光するとのことですが、製造された年代も明確にはわかっておらず(少なくとも直近数百年程度のものではなく、もっと以前のものである、とされています)、いつ誰が何のために作ったのか、どのようにして作ったのか、といった部分は、今後の研究調査に期待がかかるところです。

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カテゴリ: その他

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