【ビッグフット7】アメリカ映画「猿の惑星」はビッグフットがモデル?
ビッグフットは、1920年頃からアメリカを中心に、各地で目撃報告がなされている、類人猿(または霊長類)型の未確認動物です。
サスカッチ(またはサスクワッチ)とも呼ばれているビッグフットは、さまざまな映画のモデルとして取り上げられていますが、その中でも、もっとも有名な映画が、アメリカの「猿の惑星」シリーズです。
記念すべき1本目は1968年公開
ビッグフットをモデルとしたと思われるアメリカ映画「猿の惑星」シリーズの記念すべき1本目は、1968年に公開されました。
原作は1963年に発表されたフランスの同名小説であり、ピエール・ブール氏により著されています。
この映画は、宇宙飛行士が地球への帰還する際、冬眠状態でとある惑星に不時着する、といったシチュエーションで始まり、惑星は実は猿が人間のようにふるまい、人間が動物のように野生のままであるという、非常にユニークなストーリーで、アメリカをはじめ、日本でも大ヒットしました。
次々と製作された続編、リメイク作品
「猿の惑星」の大ヒットをうけて、次々と続編が製作されました。
「続・猿の惑星(1970年)」、「新・猿の惑星(1971年)」、「猿の惑星・征服(1972年)」、「最後の猿の惑星(1973年)」が続編になります。
その後1988年に再映画化の計画が立ち上がり、「PLANET OF THE APES(猿の惑星)」が2001年に公開されました。
またその後も関連作品が作られ続け、「猿の惑星:創世記(2011年)」、「猿の惑星:新世紀(2014年)」、2017年にも「War of the Planet of the Apes(邦題は未定)」の公開が予定されています。
パターソン・ギムリン・フィルムとの奇妙な符号
ビッグフットの目撃報告として最も有名な「パターソン・ギムリン・フィルム」が世に出たのが1967年なので、偶然と思えないタイミングで、ビッグフットに関連する映画が公開された、ということになります。
現代的な解釈でこの「奇妙な符号」を考えると、「映画のプロモーション的な要素があったのか」、とも考えられます。
事実、当時は「映画製作スタッフが、パターソン・ギムリン・フィルムの撮影に関わっているのではないか」、との噂が流れたほどです。
こんにちでは、どうやら両者の関連性はない、との結論付けがなされているようです。
いずれにせよ、何度も映画になるほど根強い人気を保つUMAであるビッグフットの、真の謎の解明が待たれるところです。