賭け事と流れ星にまつわるジンクス。共通点は人間の欲望と強い願い？

競馬やパチンコ、麻雀といった賭け事系のジャンルにおいて、「ライターやマッチ等の火を人に貸すと、ツキが落ちる」というジンクスがよく語られています。
科学的な根拠はなさそうなのですが、相当長い期間、言われ続けているジンクスであり、未だに一部の人の間では、信じられ続けているジンクスのひとつです。
このジンクスには、どのような心理が隠されているのでしょうか。
意味合いを考えていきましょう。

火と一緒にツキも貸し出される？

このジンクスは、先に述べたように、賭け事をおこなう人の間でよく用いられています。
場合によっては、会社経営者が飲み屋の席で用いたり、ちょっとした願掛けをおこなっている人が使ったり、といったこともありますが、やはり基本的には賭け事をおこなう際に使われることが多い、といえそうです。

 
これは、賭け事においてツキがまわってきた（＝ツイてきた）時に、誰かにたばこの火を貸すと、火と一緒にツキも貸してしまうからだ、といわれています。
似たようなニュアンスのジンクスに、カメラ創世記（当時は写真機と呼ばれていた）の日本において、「写真を撮ると魂がとられる」というものもありました。
なんだか迷信めいた響きもあります。

流れを止めたくないという心理も

しかし、「なぜ火を貸したくないか」という、その心理を考えてみると、「賭け事においてツイてきた時には、なんとしても維持したい、どうしても勝ちたい」という目的が感じられます。
なぜ勝ちたいのかというと、賭け事には連続性があり、永遠に勝ち続けたり、負け続けたりすることはほぼなく、「勝ったり負けたりを繰り返すもの」であるからです。
必ずやってくる負けの波が来る前に、勝ちの流れの中に、少しでも長く留まりたい、という気持ちが見えてきます。

 
もし本当に「火と一緒にツキが移る」、ということがあり得るとすると、やるべきことは「火を貸さない」ということになります。
逆に、「科学的根拠はない」という理由で、賭け事をしながら火を貸してしまった後に「負けの流れ」がくると、人間心理として「火を貸したから」と考えかねません。
なぜならば、基本的に人間は、不快なことが起こった場合、手身近な理由をつけて気持ちを落ち着かせようとするものだからです。

 
「火を貸すこと」が問題なのだとすると、最大限に活用するには、「禁煙する＝火自体を使わない」ことになります。
こうすることで、もしかしたら本当かも知れない「火とツキの移り変わり」を、完全にシャットアウトすることができるのです。

 
賭け事で用いられるジンクスもあれば、夢いっぱいのジンクスも世界には沢山あります。
もっとも有名な夢のあるジンクスは「流れ星を見て３回願い事をするとかなう」ではないでしょうか？

流れ星で願いがかなう？

昔からいわれている有名なジンクスのひとつに、「流れ星を見て３回願い事をするとかなう」というものがあります。
星や星座にまつわるジンクスはたくさん作られていて、他にも「オリオン座の三つ星に願い事をするとかなう」や、「星占い（星座毎にその日や月、その年等の運勢を示すもの）」等が存在しています。
「星に願いを」という曲も作られたりしています。
こういったジンクスには、どのような効果が含まれているのでしょうか。
このジンクスを使って、より願いがかなう効果的な方法を考えていきます。

根本にあるのは他力本願な気持ちかも

人は「願い事があるとき」に時として何かにその願いを叶えてもらいたいという他力本願的な気持ちになります。
この目的は、「しあわせになる」といった抽象的なものよりも、より具体的な願いがある場合に活用される場合が多い、といえそうです。

 
たとえば「茶柱が立つと良いことがある」の場合、「良いこと全般をワクワクして待つ」といった効果が見込めますが、流れ星のジンクスでは、星が流れる僅かな時間に「３回願いを唱える」ことが必要ですので、「より具体的な願いを思い浮かべてお願いする」、といったことが考えられます。

 
このジンクスの場合願い事自体が具体的であることが想定できるため、「願い事」が理由そのものである、といえます。
たとえば３回唱える願いが「意中の人とカップルになれますように」であった場合を考えると、「その人と一緒になりたいから」ということが、願いを唱える理由になります。
「その人と一緒になりたいのはなぜか」を考えると、やはり最終的には「ハッピーになりたい」という究極の目的にたどり着きます。

まずは流れ星に遭遇ことが大事！

このジンクスを活用するためにすべきことは、「流れ星に遭遇するシチュエーションを作ること」です。
都会の空では、あまり見ることはない流れ星ですが、少し田舎の方に行ったり、山の上の方に行ったりすると、空気がより澄んでいて、流れ星に遭遇できる可能性が高くなります。
願い事をするためには、まずは流れ星に出会うことが必要なので、出会う確率を物理的に上げるアクション、つまり「流れ星が見えやすい場所に行く」ことが必要です。

叶えたい願いは何？

さらに、運良く流れ星に遭遇した際に、短い時間にすばやく願い事を３回唱える必要があるため、普段から「もっともかなええたい願いは何か」を意識しておく必要があります。
また、なるべくシンプルな言葉にして、３回唱えやすくしておくこともポイントです。
こうすることで、流れ星を見た時に、迷わず「一番の願い」を唱えて、願いをかなえる確率を上げることができるのです。

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