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カラスが鳴いたら人が死ぬ…ジンクスの由来はカラスの不吉な特殊能力?


 
「カラスが鳴いたら人が死ぬ」というジンクスができたのは、戦国時代まで遡ります。戦場に残された死体を食べるカラスを見て不吉に感じた人々が言い出したという説が有力です。

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カラスは動物の死骸を食べてもお腹を壊すことなく栄養にすることができます。確かに死体を食べるカラスを見ていたら、不吉に感じるのが当然だと思います。死体を食べるカラスを見た昔の人が、「カラスが鳴いたら人が死ぬ」と言い出したのかもしれませんね。

 

餌待ちをするカラス

カラスやコンドルなどの肉食の鳥は、餌待ちをすることがあります。弱っていて死にそうな動物のまわりをウロウロと旋回したり動いたりして、その動物が餌になるのを待つのです。餌待ちをしているカラスが鳴いているのを見て、「カラスが鳴いたら人が死ぬ」と感じたのかもしれません。戦場で死にかけている人をみて、カラスが餌待ちするというケースもあったのではないでしょうか? そう考えると、なんだか恐ろしいですね。カラスは今でも攻撃してくるし生ごみを散らかすし、人間から嫌われている存在ですが、昔の人からも嫌われていたのでしょうね。

 

カラスには子供に関するジンクスも

昔も今もカラスは人間から嫌われていますが、そんなカラスにも意外な一面があります。それは、家族を絆が深く、子だくさんとうい点です。カラスは子供をたくさん産み、その子供は親を大切にします。なんとカラスの子供は親からもらった餌の一部を口移しで親に戻すのです。鳥の中でも、ここまで親孝行な鳥はいないでしょう。このようなイメージから、「カラスが鳴くと子供が産まれる!」というジンクスも少数ですが、あるみたいです。

 

かつては神の使いとされていたカラス

古代、カラスは神の使いとして大切に扱われていたようです。今はこんなにも嫌われて目の敵にされているカラスですが、大昔は神の使いとまで言われるほど称えられていたのですね。もともと今、カラスが人間に嫌われるようになったのは、人間がカラスの住むべき森林を伐採し、住む場所が失われたから、仕方がなく餌をあさっているのです。そういった意味では、カラスが嫌われているのは人間のせいでもあるのです。

 

カラスには第六感がある?

「カラスが鳴いたら人が死ぬ」という説は、あくまでもジンクスなので、必ずそうなるわけではありません。しかしながら、カラスには生き物の寿命を予測する第六感があることは確かなので、もしかしたら、人の死期が予測できるから、それを知らせるために鳴いているのかもしれないですね? 実際に、死期が迫っている老人の家のまわりでたくさんのカラスが鳴き続けていた……という実話もあるようです。高齢者の方は、今でもカラスが鳴いたら人が死ぬというジンクスを信じ込んでいる人も多いようです。

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カテゴリ: その他

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