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林間学校で起きた友人と共通の体験談。深夜のノックの主は先生じゃなかった?

不思議体験

 

これは、私とが小学6年生の時の林間学校での話です。
軽井沢の新しい建物で、仲の良い友達6人で同じ部屋に泊まりました。
その夜、みんなで恒例のまくら投げやトランプゲーム、好きな子の名前の言い合いなどをしていた私たちは、案の定、就寝時間が過ぎてもみんなでキャッキャとおしゃべりを続けていました。

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ドアがノックされたような気がしました

夜は、いつも見回りの先生が各部屋の前を通り、みんながきちんと寝ているか確認するのですが、その日も先生が通りすぎる足音が聞こえてきた途端にみんな布団をかぶり、静かに息をひそめていました。
それを何回か繰り返しているうちに、だんだんおしゃべりに参加する子が減っていき、とうとう私と当時親友だった女の子の二人きりでひそひそ話を続けていました。

 
おしゃべりを続けていると、不意に「とんとん」と私たちの部屋のドア(引き戸です)がノックされた音がした気がしました。
友達も当然その音を聞いたようで瞬時に二人ともしゃべるのをやめて布団の中で息をひそめました。
この時は完全に先生の見回りだと思っていたので後々あのようなことになるとは夢にも思いませんでした。

 

ノックの音だけが続きます

「とんとん」音は続きます。
「あ~~~完全に先生に怒られる!昨日うるさくしていた子達は廊下に正座させられていたなあ。。どうしよう。。」私はおしゃべりしていたことを後悔しました。
「とんとん」、また音がします。
しかし、ドアは開きません。

 
それが不思議でした。
「なぜ先生はドアを開けないのだろう。怒らないのだろう。」きっと友達も不思議だったのだと思います。
そして「とんとん」「とんとん」音は続き、しかも少しづつ大きくなってきているようでした。
この時から「変だな」と思い始めました。

 

音は壁から聞こえるような・・・

音がドアからではなく壁の方からしてきている気がしたのです。
友達も同じでした。
そこからあっという間でした。
「とんとん」「とんとん」、壁伝いに音は続き、最後にドアと真逆の位置にある窓から「どんどん」「どんどん」と聞こえてきたのです。
窓を思いっきり叩いているような感じです。

 
窓は大きいのですがカーテンが閉められているためもちろん外は見えません。
この時に「ねぇ、もしかして外から聞こえるよね?」と友達と確認し合い、慌てて他の友達を起こそうとしました。
がしかし、寝ていた友達は誰も起きず、挙句、「風の音でしょう~~??」とまるでドラマのような寝言を述べたのです。
「どんどん!」「どんどん!」そんなわけありません。
私と友達はすっかり腰が抜けてしまいました。
こんなこと初めてです。

 
「どんどん!!」「どんどん!!」私は勇気を振り絞って出ない声を絞り出しました。
「だ、だ、誰なの???!!」しーーーーーーん。
次の瞬間あれほどしていた音は止み、静かになりました。
私たちはよくわからないままその場を動くことも怖く、二人で体を寄り添って寝ました。
翌朝、私たちの部屋の隣は物置だったことが分かり、私と友達は声を失い、そのことについて話すことはなくなりました。

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カテゴリ: 不思議な体験談

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