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口実として不幸をでっち上げたら現実に。3回も起こった不思議体験

不思議体験

 

どうか、私のとても人に言えない黒い心を、聞いてください。

高校を卒業して進学し、アルバイトを始めた頃から、奇妙な現象を何度か経験しました。
「ずる休み」や「早退」をするために、身内の病気や怪我、物故を口実にすると、数日の間にそれが現実のものとなるのです。

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バイトをズル休みしてしまいました

十代の頃に、当時あこがれていた男性にディズニーランドに行こうと誘われ、折悪しくバイトのシフトが入っていたので、バイト先に電話を掛けて「すみません、母がぎっくり腰になって病院に連れて行きますので休みます」
と伝え、バイトをずる休みしました。

 
二日後、学校から帰った私が見たものは、キッチンの食器棚にすがりつき、腰の痛みに苦しんでいる母の姿でした。
すぐに病院に連れて行ったところ「ぎっくり腰」の診断。
母はそれから数週間の入院を余儀なくされました。

 

その後も、似たようなことがつづきました

それから二十代の頃、残業が続いてどうしても倦怠感がとれず
「叔父が急逝してしまい通夜にでなければならない」
とウソの口実で早退しました。
元気だった叔父の訃報を聞いたのは、その一週間後でした。
叔父は職場で心筋梗塞を起こし、そのまま帰らぬ人となってしまったのです。

 
その後、結婚したあとのパートでも、休む口実に身内の急病や急逝を使うと、その身内が私が言ったままの病気や怪我、急逝にあうことが重なりました。
息子の急性盲腸炎、父の交通事故(軽傷で済みましたが)、義祖母の急逝。
義祖母の急逝は、嫌な思いをさせられた知人の披露宴出席にどうしても気が進まず
「義理の祖母が急に亡くなったので祝いの場に出られない」
と口実に使ったところ、知人の挙式の前日にテレビを見ている姿勢のまま、眠るように亡くなってしまいました。

 
不思議なことに、自分自身のうその病気や怪我が現実になることはなく、現実になるのは身内を口実に使った場合のみなのです。

 

今はもう口実を作るのをやめていますが・・・

現在、私はあまり幸せとはいえない生活を送っています。
夫の不実、姑や小姑、実親の暴言、子どもの反抗、近所の親族のいじめ…
身内に嫌な思いをさせられるたびに、口実に使ってしまおうか、という真っ黒な考えが脳裏に浮かびます。
そのたびに、優しかった叔父やよくしてくれた義祖母が、口実に使ったままに亡くなったことを思い出し、真っ黒な考えを押しとどめます。

 
しかし、本当に怒りに我を失ってしまうとき、私は私を馬鹿にしている身内を「口実に」使ってしまうかもしれません。
パートをずる休みする口実に、電話の向こうの勤め先の人に
「夫が事故にあって…」
「義理姉が急に亡くなって…」
と、口走ってしまうかもしれません。

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カテゴリ: 不思議な体験談

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