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お寺とお墓と夏休み。あのとき見たおばあさんは何者だったのか?

不思議体験

 

霊感などの類いはなく、またそういうものに対する信心も今はほとんどない私ですが、たった一度だけ、それっぽいものを見たことがありました。

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子供の頃の話です

私は現在30代です。
それは、子供のころ、小学校1年生か2年生の頃だったと記憶しております。
夏の休日であったか夏休みだったか、とにかく私や母や姉や弟が家でまったりしていた日でありました。

 

 

ベランダのはじに現れたおばあさん

私は、家のベランダに一人でおり、植木鉢の朝顔を眺めたりしておりました。
私の家は川沿いに建っているマンションで、マンションの近所にはお寺さんがあり、ベランダからは川とお墓が見渡せる、といったロケーションでありました。

 
お墓が関係あるのかないのかそれはわかりませんが、そこで、見たのであります。
朝顔を見ていた私は、なんとなく、その方向であるベランダの(私がいた側と反対側の)端をそのままぼーっと眺めていました。
するとふいに、そのベランダの端あたりの空間に、着物を着たおばあさんが現れ、にーっと笑い、そして消えたのです。
霞のように・・。

 

 

子供心に状況がわかると恐怖心が!

それはきっと短い時間であったのでしょうが、一体何秒ほどであったのかよくわかりません。
7~8歳であった私は、一体何がおきたのか分からず、ぼーーっと放心状態でそれを見ておりました。

 
件のおばあさんが消え、少し間を置いて放心状態からはっと我に帰ると、恐怖心がこみ上げて来た私は、「ぎゃーっっっ!!」と悲鳴を上げながら一目散にベランダから家に逃げこむという、実に子供らしい反応をしたのです。

 

 

信じてもらえず笑われてしまいました

ベランダには2つ出入り口があり、おばあさんいた側の出入り口から入った部屋には、そのとき母や姉がいたのです。
が、私は早く人のいる部屋に逃げ込みたかったものの、おばあさんのいたあたりには怖くてとても近づけず、人のいる部屋からは遠いほうの入り口から家に入り、母や姉のいる部屋までつっぱしり、先ほどの恐怖体験をまくしたてたのです。

 
当時の私は本当に本当に恐い思いをし、その思いを訴えたのですが、母や姉は全く霊などについて信心のない人々であり、私の話を全く信じませんでした。
何せ、「おばあさんがいた」と私が訴えた場所のガラス戸一枚を隔てただけの、すぐ近くで母や姉はまったりしており、にもかかわらずそんなものは全く見えなかったというのです。

 
そりゃ、あなたがたはベランダを見てたわけじゃないんだから見えなかったでしょうよ、と言いたいものですが、私の必死の訴えは一笑にふされて終わりました。
一体あれは何だったのか、ちなみにうちの祖母は今でも健在ですし、祖母の顔ではありませんでした。
今でもそれはわかりません。

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カテゴリ: 不思議な体験談

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