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山の遠足で迷子になったわたしを助けてくれたのは飼い犬!そして悲しい出来事が

不思議体験

 

昔、実家でハナという名前の犬を飼っていました。
私が生まれる前から飼われていて、私よりもずっと年上のお婆ちゃん犬ですが毎日元気に過ごしていました。
ハナは人懐っこい性格をしているのですが私の事をどうやら自分の子供だと思っていたようで、よく赤ちゃんの頃はあやしてくれていたそうです。

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遠足で山登りに

私が6歳になった頃、ハナはもう体が弱ってしまい自力で歩く事は困難になってしまいました。
それでも私はハナが大好きで、学校から帰ってくると真っ先にハナの傍へ行き、ハナの少し赤茶色いふわふわの毛並みを撫でたりしていたのです。
ある日の事、私は学校の遠足である山へ、山登りに行く事になりました。
小学1年生が登る山ですからそんなにキツイ事もないと思っていたのですが、どういう訳かその日は朝は晴天だったのが午後から雷が鳴り大雨が降り出しました。
雨で視界が悪くなった所に霧が出てきたせいで、私の近くを歩いていた数人のクラスメイトを残して、他の先生やクラスの子達の姿が見えなくなってしまったのです。

 

山に入ってしまいました

「大人とはぐれてしまった」という恐怖心から、泣きだしてしまう子もいました。
本当ならその場を動かない方がいいのですがまだ何も知らない子供だった私達は、先生や皆を探そうとして、どんどん歩いて益々山奥に入ってしまいました。

 
やがて暗くなりお腹も空いてこのまま帰れなかったらどうしようと泣きそうになった瞬間、グイッと何かが私の上着の裾を引っ張りました。
そちらを見ても何の姿も見えなかったのですが全く怖くなく、むしろ凄く安心感を覚えました。
ビックリして動かない私をソレは強い力でグイグイと引っ張っていきました。
「この子についていけば帰れる気がする」と思い、近くに居たクラスメイト達に「こっちだよ」と言って、引っ張られるままに歩きました。
すると不思議な事に、私達を探していたらしい先生達と再会する事が出来たのです。

 

後から家に帰って、二重に驚きました

ハナは私が丁度迷子になった頃に、大きく一鳴きして立ち上がりどこかへ走っていってしまったそうです。
両親が見つけた頃にはハナは近所にある神社の祠の前で息絶えていたそうで、母は「あんたの危機を察知したのかもね」と言っていました。

 

その時着ていた私の上着の裾は動物の噛み跡と、ハナの赤茶色の毛がついていました。
きっと、あの時ハナが私を助けてくれたのだと思います。
ハナが亡くなった後も、私に何かある度、例えば酔っ払い運転の車に轢かれそうになった時や、旅行先でひったくりに合いそうになった時等、何か怪我や事故に合いそうになると、ハナの鳴き声が聞こえて危険を避ける事が出来ています。
そして宝くじも大当たりしましたし、街の小さな福引や雑誌の景品なんかも毎回当たります。
ハナがずっとついていてくれるから、こんなに良い事が起こるのかなと感じています。

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カテゴリ: 不思議な体験談

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