生命線の終点に現れているバイタルサイン。人生に対する意欲もまる分かり!
生命線は一般的に、手の中に刻まれている掌線(手相線)のなかで最も長い線です。
もちろん個人差がありますので、同じ場所の起点から始まる頭脳線や、手の中央を縦に走る運命線の方が長いと言われる方もいらっしゃるかも知れません。
人生に対する意欲がわかる?
ですがだいたいは、生命線は人差し指の基底(付け根)と親指の基底の間を起点として、手のひらの中を長く伸びて行きます。
それでは生命線の終わる位置、終点はどこでしょうか。生命線の終点も、実は個人差があってひとそれぞれなのです。
この終点の位置によって、その人の人生に対する意欲のありようが見えてきます。
それでは代表的な生命線の終点を見てみることにしましょう。
大きなカーブを描いて手首に伸びる生命線
(A) の生命線のように、親指側の手首に回り込んで伸びて行く生命線の持ち主は、人生におけるバイタリティがすごくあるタイプの人です。
基礎的な体力や抵抗力、回復力もあり、生きる意欲が充実しています。もちろん長生きの可能性もあります。
ただし、自分の基本的な生命力やエネルギーを過信し過ぎて、つい無理をしてしまうことにもなりがちですので、その場合逆に持ち前のバイタリティに注意信号が点ることになってしまうかも知れません。
いくら気力や意欲が充実しているとはいえ、エネルギーは適度に適切に使うことが大切です。
手首の中央に伸びる生命線
(B) の生命線のようにカーブの途中から真下の方向に伸びて、手首の中央あたりを終点とする生命線の持ち主は、とても長生きをする可能性のある人です。
基本的な体力や免疫力、回復力に優れていて、例えそれまでとは異なる環境で人生を送らなければならないことになったとしても、しっかり環境や周囲に適応し生きていけるタイプなのです。
また、もしも大怪我や大きな病気を患ったとしても、しっかり回復し人生を蘇らせることができます。
この生命線の終点は、本当の意味で素晴らしい生命力を授かっていることを表しているのかも知れません。
月丘の方向に流れて行く生命線
(C) の生命線は珍しいものなのですが、線が途中から小指の下方の手首の上にある月丘という膨らみの方向に流れて行っています。
この生命線の持ち主は、(A)(B)2つの生命線と異なり、どうも人生に対する意欲やバイタリティに欠けるタイプの人なのです。
このタイプは、他人や周囲に対する依頼心が強く甘えがちです。
活動的ではあっても落ち着きがなく、地道に努力したり何かをやり続けるといったことが苦手で、仕事や住まいも点々としてしまいがちになります。
こういう生命線を持っている人は思い切って故郷を離れ、例えば海外に新天地を求めると良い人生に転換できるかも知れません。ただし依頼心や甘えた心を、それと同時に断ち切ることが大切になります。