> >

手相占いの起源はインド文明。人の運命は天体が司り手のひらに宿ると考えられていた

手相

 

手相占いはいつ、どこから始まったのかご存知ですか。

手相占いには、3000年から5000年の歴史があるとされています。
5000年前といえば日本では縄文時代中期。土偶や大型の土器が作られ、ヒスイでできた勾玉も作られていました。
中国やインド、メソポタミア、エジプト、エーゲ海といった地域では文明が起こっています。
つまり手相は、人類の文明の始まりと共にとても長い歴史を刻んできた占いなのです。

スポンサードリンク

 

 

手相の起源はインド文明

手相は古代インドから始まったと言われています。
人間の身体にはその人の運命が刻まれているという、「サムドリカ」という学問が研究されました。そして人間の手のひらの皺が、最もその人の運命を表すとされ、手相学が始まったと言われています。
紀元前1000年頃に編纂された「ヴェーダ」というバラモン教の聖典には手の神秘性についての記述があり、これが世界最古の手相に関する記録だそうです。
インドの手相学は当初からインド占星術と関係が深く、人の運命は月や星などの天体が司り、それが手のひらに宿って運命を導いていく、ということが手相占いの基本になっていました。

 

 

手相占いはインドから世界に広がって行った

手相占いは古代インドから始まり、やがて東は中国、そして日本へ、西は中東からギリシャ、ローマを経てヨーロッパへと広がっていきました。
つまり世界には、インドを起点として中国、日本に伝わり発達した手相占いと、メソポタミアやエジプト、イスラエルからギリシャ、ローマに伝わりヨーロッパ世界で発達した手相占いの2つの流れがあり、これは現在でも続いています。

 

 

聖書にも記された手相

神から知恵の指輪を授かり、ユダヤ教の秘儀「カバラ」を託されたとされる古代イスラエルのソロモン王は、その治世に手相を活用していたそうです。ちなみに現在の手相占いでも、人差し指の付け根を取り囲むように現れる線を「ソロモンの環」と呼び、ソロモン王の手にあった相であるとされています。
旧約聖書のヨブ記37章7節には「神は人の手に印象(サイン)を置き給えり。人にその職分(天分)を知らしめんが為なり」と記され、手相が重要視されていたことがわかります。
古代ギリシャでも、プラトンやアリストテレスなどの多くの学者たちが手相に関心を持ち、学問のひとつとして熱心に研究していたのだそうです。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

Comments are closed.