万能スプレッド「ケルト十字法」での占い方：初めてのタロット占い８

「ケルト十字法」はどの解説書でも紹介されている、タロット占いのなかでも最もポピュラーなスプレッドと言えるでしょう。
現在の一般的なタロットカード（ウェイト版タロットカード）を確立したアーサー・エドワード・ウェイトが考案したスプレッドという説もあり、ヘキサグラムと並んでプロの占い師さんがいちばん多く使用している方法なのだそうです。

様々な並べ方や解釈の仕方があるケルト十字法

ケルト十字法は最もポピュラーなスプレッドであるだけに、一方では解説書などによって並べ方や解釈の仕方に若干の違いがあり、何種類かのバリエーションが存在するようです。占い師さんによっても、それぞれに異なる方法や解釈の仕方を行っているかも知れません。

ケルト十字法の基本となっている図形は、古代ケルト族の十字に円を組み合せた十字架で、スプレッドでこの図形を描いていくことに変わりはありませんが、カードの枚数の使い方や、カードが置かれたそれぞれの場所の意味の解釈にバリエーションが存在します。

それではどれが正しいのか、どの方法で占えば良いのか迷ってしまいそうですが、どれが正解ということはないようで、自分がこれだと思う方法を選べば良いのではないでしょうか。
私自身は、親しくさせていただいた占い師さんに教えていただいたスプレッドが好きで、主にその方法で行っています。今回はその方法をご紹介したいと思います。

ケルト十字法は万能のスプレッド

ケルト十字法は、タロット占いにおいてはほとんど万能のスプレッドだという言い方がされることがあります。恋愛、結婚、仕事、金運、人間関係、家族の悩みなど、占いで知りたい様々な問題に対応することができるようです。

ただし、タロット占いはどのスプレッドでもそうなのですが、悩んでいる問題、解決したい課題、成し遂げたい願望などをはっきりさせて占うことが必要になります。漠然とした自分の恋愛運は？という占いではなく、いま気になっているあの人とは恋愛関係に発展するだろうか？とか、いま取組んでいる仕事はうまくいくだろうか？といった、なるべく焦点を絞った問いかけの方が、はっきりとした答えが出やすくなります。

ケルト十字法は、ひとつの問題に対してじっくりと分析し答えを出したいときに有効なスプレッドです。時間の流れを追い、自分自身の心と周囲の環境や相手の状況、課題となることや解決策を見渡しながら、結果を導き出していきます。

 
こちらの記事もご覧ください。
「ケルト十字法の並べ方・占い方の基本：初めてのタロット占い９」
「ケルト十字法で展開したカードの読み方は？：初めてのタロット占い１０」

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