> >

見たい夢を見る方法のメカニズムを考察。睡眠はなぜ必要?

夢

人間であれば必ずおこなっている行動である「睡眠」と、睡眠の間にのみ体験することができる「夢」のメカニズムは、未だに解明されていません。

スポンサードリンク

 

 

睡眠はなぜ必要なのか?

もし人間が、進化の過程において、多くの動物や鳥類、魚類などに見られるように、「天敵に攻撃される」という、生き延びていくという観点では、マイナス要素をとしかいえないような要素をなるべく排除してきたとすれば、「睡眠(じっとしていて、なおかつ意識がないため、攻撃されても避けることが困難な習性である、と分類できます)」がなぜ生きていくうえで必須の習性として今も受け継がれているのかは、大きな謎のひとつです。

 
そして、「睡眠」が必須である理由が、(諸説あるものの)仮に「肉体をはじめとして、脳や神経を休ませるため」であるとすれば、なぜ休むことが困難になる可能性のある「夢を見る」というしくみが残っているのかも、同じく大きな謎である、といえます。

 

 

夢は脳が記憶域を整理している?

長い進化の過程の中で、生き物として存続していくために洗練されてきた「人間の機能」として考えた場合、「天敵から身を守るために、虎や馬が早く走ったり、魚が上手に泳いだりする能力が進化してきた」事と同じように、生き残るためのなんらかの能力を伸ばすために、「睡眠」と「夢」は、淘汰されずに残ってきた可能性も考えられます。

 
逆に言えば「睡眠」は、天敵に狙われるリスクやデメリットを補って余りあるメリットを含んでいるのかもしれません。
また「夢」の存在も、そのなんらかのメリットをさらに定着化させるために、人間の機能が洗練していく過程で、副次的に発生してきた経緯があるのかもしれません。

 
このあたりは、「これだけ長い人間の歴史や研究においても、解明されていない」ということを考えると、いってみれば霊魂やUFO、超能力などと同じく、ある意味「オカルティック」で、探求の余地を大きく残した領域である、と考えられます。
夢のメリットとは何でしょう。実は夢は「記憶を整理している」、とは考えられないでしょうか。

 

 

コンピュータの記憶域も再構成が必要

パソコンや大型コンピュータにおいても、また携帯型MP3プレイヤーや、メモリースティックなども、データを無尽蔵に格納できるわけではなく、既に格納しているデータを圧縮したり、データのやり取りの際に発生した「空いているけれども使用領域としてカウントされてしまっている記憶域」を再構成(わかりやすくいえば「記憶域の掃除」のようなものです)したりして、新たにデータを格納することができるものです。

 
こういったツールの記憶域の成り立ちを考えると、機能としての「夢」の最大の目的は、「記憶域の整理や精査」であった可能性があるのではないか、といえそうです。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

カテゴリ: その他

Comments are closed.